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社長通信

第353号 皇紀2600年生

2017年08月号

供養産業と言えば、仏壇、墓石、納骨堂、葬儀など多岐にわたる。それらの事業の創業者で、且つ上場をしている会社や業界のリーダーとして活躍している4人の男が1年に1回以上、酒を酌み交わし、情報交換している「石材15年会」という会がある。12年前、月刊石材の中江前会長の肝入りで生まれ、今も続いている墓石会社のオーナー会である。
供養産業界で活躍している数人をピックアップしたら、昭和15年生まれが4人。ちょうど皇紀2600年に当たり、数々の祝典が開かれた記念の年である。皇紀とは、初代天皇として神武天皇が即位した年を、西暦紀元前660年と定めた。それから2600年が過ぎた西暦1940年が、昭和15年となる。従って、今年は4人とも誕生日から77年を重ねた喜寿である。因みに皇紀で言えば今年は2677年となる。
4人のうちで一番多弁なのが、遠く博多から駆け付ける、仏壇店では日本一大きい「株式会社はせがわ」の長谷川裕一相談役。(株)はせがわは百数十店舗の仏壇店を全国に展開し、そこを拠点にお墓や納骨堂の販売をしている。
次に遠い福島から駆け付けるのが石材卸・小売では東北一の「こころネット株式会社」の菅野松一会長。彼は長谷川氏と真逆で無口。みんなの話に耳を傾けていることが多い。元々、現社長はホテルの経営、葬儀・結婚式を施行する互助会を経営。菅野氏のカンノ石材は墓石の小売、カンノトレーディングが墓石の卸を行っていた。2005年に互助会と石材店が合併し、ジャスダックに上場した会社。最近は茨城や長野の同業を経営統合し、東北有数の供養会社として成長を続けている。彼は東京に子会社があるのに、12年間一度としてそこへ寄らない。任せているからだと。15年会の会場であるレストランまたは料理店へ直行直帰する日帰り旅行である。彼の帰りの新幹線の発車時間に合わせ、17時から始めて20時には東京駅に着くように予定を組む。感心するのは、東北有数の会社の会長でありながらタクシーを使わない。ややこしい東京の地下鉄を乗り継いで来る。会場は、東京駅から2キロ圏内で、料金は大したことはないはずなので、倹約でもなさそう。東北人らしいお金の使い方である。
一般社団法人全国優良石材店の会(全優石)は、創立者会長吉田剛氏が業界発展のために全国の大手石材店を纏めて設立したボランタリーチェーンで、30年の歴史を持つ。彼の事業は石材の輸入卸会社インターロック株式会社から始まっている。当社の自動搬送式納骨堂は石材を使わない。この納骨堂を始めて数年経ったころ、漸く墓石業界にさざ波が立ち始めたせいか、吉田氏の会社の輸入代行をしている某大商社にニチリョクと取引するなと、圧力がかかった記憶がある。その頃はまだ「15年会」はやっていない。ところが先月、今年の15年会を赤坂で開いた。当社の販売する赤坂一ツ木陵苑を見学して、外墓地は堂内陵墓に敵わないと、本音を漏らした。
長谷川氏と菅野氏は、先代から引き継いだ家業である仏壇店や墓石店を、業界最大手に成長させたヤリ手の経営者である。吉田氏はボランタリーチェーンの会長として日本中を飛び回っている。もちろん、「インターロック」と言う石材卸商社の会長として、どれほど商売を犠牲にして、墓石業界の発展に尽くしてきたか頭が下がる。だが尽くしてきた割には報われていない気がする。
12年間、多忙な中を4人共休まず駆け付けてくる。全員、一度も休んでいないのである。4人とも同じ年に生まれ、同じ時代に生き、学び、同じ業界に就き、喜寿を迎えた年齢になっても、学びの姿勢は無くしていない。ビジネス上の取引は各社とも無いので、会話に遠慮が無い。忌憚なく意見が言えるのである。
一度、長谷川氏の招きで博多どんたくに夫婦で参加したことがある。みんな元気で仲が良く、夫婦ともに皇紀2700年を迎えられそうな雰囲気である。特に長谷川氏は腕立て伏せを毎日(?)100回していると言うから、筋骨隆々。77の爺様には絶対見えない。ただ、つるつるに光っている頭なので、そこだけ見れば爺様だが、余計に精力的に見える。相談役ながら、再度社長が出来る体力と知力を備えているようだ。

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