トップページ社長通信第71号 常態意識で5億2千万の月間新記録達成 管埋職は職位にあらず、職種なり

社長通信

第71号 常態意識で5億2千万の月間新記録達成 管埋職は職位にあらず、職種なり

1994年01月号

産業界は3年続きの不況に苦しんでいるというのに、政界は相も変わらず国家、国民を忘れ、党利党略、私利私欲のエゴ剥き出しの権力闘争に明け暮れ、政治不在が続いています。本音は選挙制度を始めとするこれまでの諸制度を変えたくない自民、社会、共産党が、建前は賛成、本音は反対という正に国民を愚弄した2枚舌の政治屋どもを一刻も早く政界から排除して、国家、国民のための政治を取り戻したいものです。

私は生来、権力に対し媚を売るのが嫌いな質ですから、政府の不況対策を当てにせず、2年前からこの経済下にも成長できる販売戦略を立ててきました。お陰で昨12月も月間新記録5億2千万円の契約を達成しました。営業の諸君が今の経済状態を「普通、正常」と意識し、努力してくれたからこそ新記録を出したのだと思います。実際、先日の社員研修旅行で見たロンドン、ローマの状態に比べれば、日本が不況などとどうして言えましょう。戦後50年近くの間、大した努力なしに企業の売上げは毎年自然に増え、給与も上がるのが常識でした。しかし、バブル崩壊後はその常識が通用しない時代に入りました。正しくデフレの時代になったのです。ヨーロッパの先進国型経済に日本も入ったのです。国民全員が早くこの「状態」を「常態」と認識することが不幸を招かない近道だと思うのですが、悲観すぎる考えでしょうか。
昨年末、当社のトップ営業の一人である梶山君が退社しました。三鷹、三浦営業所を経て、昨10月から本社営業部課長として赴任してもらいました。従来より管理職志向が強く、当初は部長または所長として、収入が半分になってもいいから営業所を任せてほしいとの希望がありましたが、考えるところがあって井谷部長のもとでプレイングマネージャーとして営業課長に任命しました。彼は前任地において所長の指示を余り受けず、気ままな営業活動をすることによって成績を上げていたのですが、課長となった途端、営業はこうあるべきだとの考えを一方的に部下に押しつけ、営業に出なくなってしまいまし た。その「ベき論」を、彼が従来やってきたことなら理解も得られるのですが、全く今までやっていないことの押しつけですから部下の反発も当然です。また、皆の前で、お前は「俺がダメだというのに部長がいい」というから採用してやったと内輪話まで披露する始末。これでは営業マン全てが駄目になってしまうという懸念から営業の現場に戻ってもらいました。しかし、11、12月とも契約ゼロ。管理職として自信をなくした男が、もう一度現場に戻っても、元に戻れないことが身に染みて判りました。彼はモノを売ることは名人に近い営業の職人ですが、大切なことは成績の良い営業マンの延長線上に営業課長や部長があるということではないということです。管理職は職位ではなくて営業職や経理職と同様、一個の職種であるということです。世の中、管理職が余っているということですが、部下をリードできない管理職が余っているのだと思われます。年功序列の悪しき一例です。惜しい男を失くしました。

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