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社長通信

第91号 上下関係

1995年08月号

オウム真理教の一連の犯罪捜査もようやく目鼻がついたようで、早く麻原被告を死刑台に送りたいものです。あれほどの頭脳を持った多くの幹部信者がどうして殺人者となってしまったのか、邪教の怖さを思い知らされました。

新々宗教の発展は、教祖のカリスマ性に負うところが多いのですが、国を初めとするあらゆる組織のトップがカリスマ性ををもっている場合、良きにつけ悪しきにつけ、一つの方向へ全員が突っ走ると云う傾向があります。悪い例は、ヒトラー、イラクのフセイン大統領、それに麻原彰晃など枚挙にいとまがありません。組織の拡大をトップのカリスマ性に頼り過ぎると、更にカリスマ性を高めるため麻原被告の場合の様に、予言を人為的に実現させるというインチキを始めることになります。また、トップの死去とともに組織は衰退して行くことも歴史の示すところです。

私の場合、いわゆるカリスマ性は持ち合わせていませんが、トップとしての見識、力量、器量の涵養には努力をしているつもりです。少なくとも300余名のトップとして恥ずかしくない人間になりたい気持ちは旺盛です。人間,特に男は人の上に立ちたい、他人を支配したいと云う潜在意思があります。そして運良く人の上に立った時、その人は部下の生殺与奪権さえ持つ力を与えられることがあります。従って、部下は上司により命運が決まることもあるわけですから、無能上司の部下は悲運と云わざるを得ません。特に、ポスト=権力と錯覚して威張るだけしか能のない上司もいるわけで、特に年功序列やゴマスリでなった場合その傾向が強いようです。

私は上司が部下を評価するのでは無く、部下が上司を評価し、評価が高ければ優れた上司であり部下であると考えています。他社からの当社の社員評価は「皆さん個性がある」といわれます。また、社員の皆さんは「自己主張無くしてこの会社は勤まりません」ともいいます。

これは社員一人一人が考え、行動していることに他なりません。当社の幹部は部下がさぼらない様に管理するのでは無く、部下が考え、行動している姿を見守ってあげること。また、個々の社員の仕事の達成度に目を配り、低い人がいれば助言・指導するなどして全体としての目標が達成できる様、注意を払うことが仕事であり、ただ単に人より現場の仕事が出来るだけでは有能な専門職というだけで、優れた幹部とはいえません。自分の上司にだけは恥をかかせたくないと頑張ってくれる部下が大勢いる上司は、どこの会社へ行っても素晴らしい仕事ができるだろうと思います。優れた幹部のもとには優れた部下が集まるものです。そのことは8ケ所の営業所及び工場を見ていてつくづく感じます。

私の年齢になると、取引先等の社長も私より年下が9割以上になり、少々生意気なことをいっても許される歳になりました。29年間社長をしている訳ですから、10年、20年も昔の若い時は言葉使いが悪いと言われ、江川専務が言い訳に苦労した時代もありました。人の上に立った時、関係する人の大半が揉み手をして接してくるのは当たり前ですが、それを自分の力の故と錯覚して威張るのは見苦しい限りです。

ところで、8月12日に目黒の山の手浄苑、今月から町田メモリアルパークの販売を始めましたが、山の手は年間100、町田は800区画の販売予定です。11日現在、山の手は既に45区画を越え、町田は77区画と両霊園とも上々の滑り出しです。町田を販売するためにオープンした町田営業所は最古参所長の堀江君にお願いしましたが、彼は昨年の12月浦和営業所を立ち上げ、たった半年で営業社員全員をAランクのベテランばかりに育てるという離れ業をやってくれました。彼は部下に対し決して威張らず、新米社員を誠心誠意励まし指導する態度が決して作為ではなく、彼の生来の性格であり、良い上下関係が生まれるからと思います。

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