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社長通信

第104号 アントレプレナー

1996年11月号

第二次橋本内閣が誕生し、行革の旗手小泉純一郎を厚生大臣に起用したことなどを見ますと、少しは行政改革に取り組もうとする姿勢が見受けられます。今、懸案は不況対策としての行革しかないわけで、この問題にしっかり取り組めば、橋本内閣は長期政権となるでしょう。なぜなら、行革は殆どの国民の支持を得られるし、これからの日本が持続的に発展するためには行革、霞ケ関の再構築しかないからです。
先日、民主党の菅代表かテレビで、官僚は①市場経済を信じていない、②地方自治を信じていない、③国民を信じていない、といっておりました。まさしく①は規制、規制で自由競争を阻害しているし、②は3割自治と云われるように、財布を中央が握り、補助金で地方を支配しています。また、③はほっとけば何をするか判らないので、許認可や行政指導によって役人が認めた国民にのみ、仕事をさせるというわけです。
こうした官僚の手法は、民度の低い時代には必要だったと思いますが、今のように国民の大多数が高等教育を受けている時代には、逆に国民のやる気を削ぐことになります。

先日、ニュービジネス協議会という団体から、アントレプレナー優秀賞を受けることになりました。アントレプレナーとは起業家という意味です。ご存じの様に私はこの30年間に10以上の事業を興していますが、今やっているのは、霊園・墓石事業だけですから、その他は途中でやめたということになります。
儲かっているのにこれ以上は成長が見込めないからとやめた事業が半分、これ以上継続すると赤字が重なり、倒産するかもしれないから、と見切った事業が半分でしょうか。

新しい事業を起こす場合、許認可等の規制がいっぱいあってなかなか起業しにくいのが日本です。旅行業や不動産業を始めた時は、専務と2人で一夜漬けの試験勉強をして資格をとり、事業免許を申請したものです。また、規制によって失敗した立体駐車場の製造販売もあります。事業転換は全て経験のない、前の事業とは直接関係のないことが多かったのですが、若さなのでしょうね、経験の生かせる事業は面白くないとばかり、未知の事業に敢えて挑戦してきました。

アメリカでは毎年100万社からの新しい会社が生まれていますが、それほど簡単に事業が興せるし、また、一番問題である資金も、儲かる事業だと思えば、一般投資家がリスクを負ってどんどん投資をする環境ができているといいます。日本のバブル崩壊前、もうアメリカはだめになってしまったかと思うほど、経済は酷い状態でしたが、今や元気もりもり。クリントンが規制緩和を進めたからに他なりません。
あんな大きなアメリカでさえ、トップが替わっただけで、これほど変化するのですから、日本などもっと簡単に変わらねばおかしいと思います。まして、当社のような中小企業においては、トップの采配ひとつ。

開設以来4人目の支店長がいる支店もありますが、支店長が変わる度に支店の業績が変わることを見ても、営業の世界は、トップによるところが大きいことが判ります。これ全て、上下の人間関係、特に信頼関係です。会社や社長の方針を正しく理解し、それを部下に説明し、理解させ、一緒に考え、悩み、苦しみ、励まし合っている支店は、絶えず目標達成していることからそのように思います。

懐が深く、度量があり、ポジティブで、プラス思考、怒ると滅法怖いが、普段は優しく指導してくれ、スランプの時は同伴営業して助けてくれる支店長がいる支店は、全員がやる気満々であることが直ぐ判ります。飲むことが、コミニュケーションと錯覚している人も時にはいますが、それは時たま必要であって、飲むことばかりやっていると、飲まねば仕事をしないという悪い癖がつくものです。そんなのが以前いたことを思い出しました。

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