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社長通信

第107号 先憂後楽

1997年02月号

本社の屋上庭園の梅の花が満開で、もうすぐ春を感じさせる昨今です。しかし、政界は冬ごもりしたまま。橋本内閣をアンパン内閣とはよくぞうまく付けたものです。わざわざ銀座まで出かけてアンパンを買い、ペルーの件で頑張っている外務省職員に配って歩くパフォーマンス大好きの橋本総理。

彼に日本の将来を託しているのですが、クリントンからはすっかり無視され、あげくが円の大暴落。2年ほど前、1時1ドル79円だったのが今では120数円になったのですから、それを外国から見れば、日本で100円の物が1.26$から0.8$と、1/3以上も安くなったことになります。日本の財産が2/3ほどに目減りしたとも言えるわけです。79円は高すぎるとしても、せめて1$=100円位ならそれほどのショックもないわけですが今のレートは異常です。

土地、株、円のトリプル安は、これ全て政治家の責任と思います。否、政治家というより、日本人全ての責任と思います。これほどの赤字財政でありながら、尚、借金をし続け、難しい問題は全て先送りにし、その場を取りつくろう。

先憂後楽が日本人の美徳だったのですが、現世代の先楽するのは勝手としても、次世代に後憂の付け回しはひど過ぎます。南京虐殺事件、従軍慰安婦問題なども、戦前世代がお座なりな処理で、問題をきっちり解決してこなかったから、今だに戦中問題を引きずっています。日本人の問題解決法が間違っています。「人の噂も75日」とか、「時が解決する」という諺がありますが、問題を曖昧にしていても、自然に解決すると思っているのが、日本人ではないでしょうか。

当社が現在の本社ビルに移って1年が過ぎました。電子メールも全員がすっかりなれ、私の所にも1日に10本以上入ります。朝、会社に来て一番にすることはパソコンを起動させ、メールを読み、返事を出します。それらは午前の来客の前に「解決」しています。「ビジネスはスピード」を信条とする私は、何でも早いのですが、この以石伝心の原稿も締切予定日を1日たりとも遅れたことがありません。毎月書く内容か無くて困るのですが、書き始めると2~3時間で終わります。

ところで業界誌の2月号では毎年石材店の売上げランキングが発表されます。当社のデータは昨年3月期のものですので4位になっています。第3位が一昨年のデータですので、当社との期間のずれが約9カ月あり、情報が正しければ来年発表では第3位に躍進しているはずです。

しかし、ただ売上げだけが増えれば良いというものではなく、増収には増益が伴わねばなりません。当社は経常利益6%台を確保しつつ、この不況期を頑張ってきたわけですから社員全員が勲章ものです。多額の法人税を払うことになるのですが、一度として国から感謝されたことがありません。

それどころか、その税金を役人たちは、カラ出張とかのニセ伝票などでちょろまかし、飲んだり遊んだり、あるいは「着服」のしたい放題。ばれたら返してお咎めなし。会社なら、個人であれば横領として懲戒解雇、組織ぐるみであれば脱税として、検挙される行為に思われます。

アメリカが素晴らしいと思うのは、正邪をはっきりさせることにあると思います。何事につけ、問題を曖昧にしたまま、うそをついてまで時間稼ぎをすることが少ないように思います。海外投資家が円や株を売ったのは、腹の中が解らない日本人が嫌われて、まさしく日本と日本人を「売り」と考えたからに他ならないと思うのですが、飛躍し過ぎる意見でしょうか。

管理職の皆さんも部下からの質問には、間髪を入れずに返事をしてあげてください。早い決済に間違いがあって当然。間違いに気づけば直ぐ改めれば良いのです。朝令暮改を恐れてはいけません。何時までも返事をよこさない上司がいたら私に言ってください。直ぐ返事しますから---。

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