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社長通信

第120号 株式公開

1998年02月号

とうとう株式公開に漕ぎ着ける事ができました。1部、2部、店頭を合わせ公開している企業は4000社に過ぎないと言われます。日本中の企業数は100万社とも、200万社とも言われますが、当社は公開企業の4000分の1社として、更に業界初の名誉を担ってデビューした訳です。子供の時から上場する様な大きな会社にしたいと思い続け、紆余曲折を経ながら26歳の起業から31年にして、ようやくその入り口にたどり着きました。
昨年8月、全社員を対象にストックオプション(疑似ワラント債)を実施しましたが、当時の当社株は安く見ても1株800円の価値があるということで、皆さんに1株800円で当社株を買う権利を千株から数千株づつ与えました。公開後、例えば1000円になった時、ストックオプションの権利行使(売り買いを同時に出来る)によって、差し引き1株当り200円の差益を手にすることができることになっていました。然るに、株式相場の低迷により公募価格が380円となりましたので、権利行使は当分お預けとなりました。当社の内容は同じでも、市場の状態によって当社株が半分の価値しかなくなるのですから、その意味では株式を公開すると言う事は恐ろしいことです。
「継続は力」という格言がありますが、私の格言は「継続はマンネリ」です。変革こそ発展の原動力であると思うのです。変革への対応は、その組織にいる人の意識改革が何より必要です。金融システムの大改革である金融ビックバンは既に半ばを過ぎました。改革に付いていけない銀行や生保、証券会社が既に何社も倒産しました。金融システムの変革は必然的に他業界にも波及します。お墓や宗教の世界も、ビックバンが他人事ではあり得ません。ビックバンは大爆発ということです。何かが爆発して今までのシステムが根底からひっくり返る事です。ひっくり返ったらどうなるか。答えは何処にもありません。今や、欧米の圧力により、彼らの価値観(キリスト教的自由と正義)を無理矢理取り入れさせられるのです。日本人は物事の結末を曖昧(黒白をはっきり付けないことや、問題の先送りによって、時間経過による解決)にして誰もが傷つかない仏教的(慈悲的)解決法を得意としてきました。我々が学校や社会で学んできたこと、経験、知識あるいは常識までもが通用しない時代が目前に来ているのです。それが国民に取って良いのか悪いのかーーーそれは適応力によります。今までの経験や知識にしがみつき、智慧を出し工夫しない人は多分良くはならないでしょう。
お墓も消費者の心のビックバンにより、購入意識がどんどん変わります。安いだけでは買って貰えません。日本人の金融資産1200兆円のうち、その2/3の800兆円が当社の顧客層である60歳以上の方が持っているのです。 その高齢者の孫にあたる青少年が他人に迷惑を掛けなければ何をしても良いという風潮は、モラルの欠如の何物でもありません。特に核家族化により祖父母と一緒に住む事がなくなり、親子が兄弟の様に振る舞い、子供の人権を過度に重んじる民主的(?)で物分かりがよい親が増えておりますが、家庭での躾(しつけ)はしっかりできているのでしょうか。後ろめたい事も人に迷惑を掛けなければ何をしても良いーーー家族を悲しませる事をして何が迷惑を掛けない事になるのでしょう。多分、彼らは金銭的な事のみを言っているのだと思うのですが、勉強だけ出来れば何をしても叱らない親が子供をダメにしているのだと思います。手前味噌になりますが、家族揃ってお墓参りをする家庭に問題児は生まれないと思うのですが―――。この1年間に当社の社員が社内婚も含め9人も結婚しました。いずれ子供が産まれるでしょうが、どうか自分の子供は自分で命名してください。どう育って欲しいかではなく、どう育てるかをしっかり心に決めてください。そして、その思いを名前に託して欲しいのです。

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