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社長通信

第126号 責任感

1998年10月号

 日経平均が1,3000円を割り込んだり、自民党や小渕総理を支持する人が、4人に1人という最悪の 状況になっても、政治家に責任感、危機感、切迫感が無いのはどうしたことでしょうか。平和ボケもここまで来るとご立派としか言い様がありません。
 戦後50年間、先人達が営々と築いてきた国民資産や国体(国のメンツ)を平和ボケの現役が無茶苦茶にし、更に国家財政はおろか有名企業さえ破綻が現実のものとなりつつあるのは、一体全体何が原因なのでしょうか。
 私が思うに、全ての原因は国民の安定志向・平和ボケから、何れ「時」が解決してくれるだろうと言った問題先送り、即ち自分は責任を取りたくないから、次の者に順送りし続けてきた咎めが、今どっと吹き出たのではないかと思います。
 がんは早期発見、手術が一番大切と言われます。人間は50歳を過ぎればがん年齢と言われます。企業や社会と言った組織も生き物ですから、生まれて何十年と経てば癌が発生するのは当然です。その癌手術をためらって放置すれば、どうなるかはっきりしています。しかし、その手術をする名医があらゆる組識にいないのが日本の不幸なのかもしれません。
 ファースト・イート・スローという言葉が流行っています。早いことは遅いことに勝つといった意味ですが、正に今必要なのは素早い決断と実行ではないでしょうか。あなたが指示を仰いだ時、よく考えておくと言った返事をする上司が時々いると思いますが、その間、良く考えてなんかいないと思うのです。良く考えて、良い返事が出来るのなら許せますが、直ぐする返事と殆ど変わらないことが多いことにお気付きでしょう。出来たら返事をしたくない、場合によっては時間が解決してくれるだろう、が本心だろうと思います。決断と実行には責任が伴うからです。
 今、全ての日本人に問われているのは「責任感」です。戦後此の方、右肩上がりで全てが進んできた日本では、敢えて責任を問わなくとも、時が解決してくれたことが、多くの日本人を無責任体質にしたと思いませんか。
 私は公開会社の社長として当社を持続発展させる責任を痛感し続けています。この不況だから業績が落ちて当然とは口が裂けても云いたくありません。皆さんのお尻を引っ叩くことにはなりましたが、上半期の業績は予定公表数値を楽々クリアできました。また9月は新設赤塚霊園が爆発的に売れた為、実に前年比200%を越える、当社始まって以来の月間契約額・件数の新記録を樹立しました。不況には不況に応じた作戦を講じれば、消費者にお金が無い訳ではありませんので、消費者のニーズを的確に掴めば必ず売れるとの信念を新たにした次第です。
 マスコミでは、毎日の様に改革と言う言葉が言われています。日本人は四季の変化に象徴される様に、徐々に変化することに慣れているせいか、少しづつの変化には耐えられますが、韓国や中国の様に夏と冬しかない激変には耐えられないようです。耐えられないと言うより、対処の仕方が分らないと言った方が適切でしょうか。韓国は200万とも400万とも言われる失業者がいるそうですが、失業率が10%を越えていることになります。ロックアウトあり、大量解雇ありで急激に構造改革を進めている訳です。然るに日本では雇用確保の美名の下に希望退職者を募る位もので、それは優秀な社員を真っ先に逃すに過ぎず、結果はジリジリと時間をかけて企業体力を消耗させることになり、何れ野垂れ死にに繋がっていくのではないでしょうか。
 企業は存続してこそ、その社会的存在意義があります。無理な雇用による倒産は企業の犬死です。こうした言い方は社員を大事にしていないと言われそうですが、有能な社員を大事に思えばこそ、問題のある社員をリストラしなければ、会社が存続し得ない時代を迎えていることを自覚しなければなりません。

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