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社長通信

第127号 変化

1998年11月号

 今年も仕事をするのは残り1ヶ月余りとなりました。昨年11月22日に日経新聞に山一証券廃業のスクープ記事が出て、12月11日に山一を主幹事として株式公開予定の当社としては、それから2週間ほど七転八倒の苦しみを味わいました。それでも延期を余儀なくされた公開予定企業の中で、今年2月20日、いの一番に公開出来たのは不幸中の幸いでした。延期したまま、未だに公開できずにいる会社もあることを思うと強運を感じずにおれません。
 株式公開は、資金を直接調達することが最大の目標だったのですが、株式市場の低迷等、マーケット環境の悪化でそれだけは思うに任せませんが、信用力、知名度はびっくりするほど上昇したと思います。公開によりどこが変わったか、私が感じたことを少し書いてみたいと思います。
 第一に、管理体制がしっかりしたことです。内部監査課が出来たり、常勤監査役の設置により、規則通りのことがしっかり行われているか、また、不正はないかのチェックが定期的に行われ、内部監査報告は社長に、監査役は株主に対し、文書を以って厳格にするようになりました。また、監査法人により、正しい経理処理が行われているか、或いは法律違反はないか等、投資家の利益を守る立場で取引先も含め定期的に調査を行い、監査報告を株主さんに行います。社員はこんな面倒なことを、と思うことが多々あると思いますが、それをするのが公開会社の義務なのです。当然のことながら、社長が使う費用でさえ、どこの誰と何に使ったとか、何を買ったとか、役人や政治家などに不法に渡していないか等もチェックします。一時話題になったノーパンしゃぶしゃぶなどでの接待は、節度を越えていると指摘される類の店です。モラル無き接待は、結局は社会問題となり、企業のイメージを損ね、場合によっては社長が責任を取らねばならないことになる訳ですから、監査は役員や社員を守ってくれるありがたい制度であるという意識を持たねばなりません。社内管理がしっかり行われている。即ち株主さんの大切な資産を運用して、しっかりした経営をしていることに繋がるわけです。
 第二に、新鮮な情報が早く入るようになったことです。数年前までは、業界での知名度不足もあって、入ってくる情報は業界を駆け巡ったものばかりで、良い情報が少なかったと言えます。今では、「業界一はニチリョク」との過分の評価も手伝って、鮮度のよい情報が毎日の様に入り、一番良い物件を取得できるようになり、それが販売の好成績に繋がっているようです。
 第三に、間接金融、即ち銀行借入れが公開前に比べ楽になり、多額の資金を必要とする霊園への直接投資(自社開発)が多くなったことです。そのこと即ち自社開発霊園は当社が末永く利用者サービスを行なう体制作りが可能で、そのことが信用を高め、販売の好結果を生んでおります。
 第四に、雑誌、新聞、テレビの取材や講演依頼が多くなったことです。照れ屋なので余り好きではありませんが、それでも取材されることは気持ちの良いもので、最近は笑ってと言われるとにっこりできるほどカメラ慣れしました。余り調子にのるとフォーカスされそうですので程々にと思いますが、当社の宣伝にもなることですので出来る限り取材に応じています。
 以上でもお分かりの如く、緊張感が増した上に、取材等の来客も増え、多忙になったことが第五の変化です。
 24兆円の不況対策も決まりました。この大不況も今が底です。夜明け前が一番暗いと言います。もう少しすれば景気は上昇します。当社の下期は9月オープンの赤塚、浦和の両霊園が売上に寄与します。社員全員が気を抜かず頑張ってくれれば、今期も昨年並みの利益を確保出来そうです。

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