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社長通信

第135号 お互い様

1999年07月号

この1年、30回以上も新聞、雑誌、テレビ等に私の顔写真入りで取り上げられました。先日の東京12チャンネルの場合は、墓石価格についての取材に応じる大手業者が無く、ニチリョクなら取材に応じてくれますよ、と業界の有力者が当社に振った結果です。約1時間もビデオを撮りながら、私が出たのは20秒ほど。当社全体で1分10秒。編集の仕方次第で良くも悪くも作れるのがテレビの怖いところですが、翌日株価がストップ高(翌日にはまた下がりましたがーーー)になったところを見ると内容が良かったのですね。早口と動きすぎで見辛い絵でした。言い訳になりますが、動きすぎたのは、1時間も取材された最後の部分で、かなり疲れた為です。
この様に取材が多くなり、撮られる側に立ちますと、かなり顔が知られている(人の目が光っている)のではと言う有名人(?)意識があります。昔のように、カラー写真もテレビもない時代は、名前とモノクロの写真だけですから、気にすることも無かったと思います。現代は色の付いた鮮明な動く画像ですから、顔を覚えられているのではと、自ずと行動が制約されます。昔の経営者は豪快な遊びをする人が多かったと言われますが、それが男の甲斐性として許される時代でもありました。今や遊び過ぎとか、愛人でも持とうものならマスコミの餌食になること必定で、何も出来ない、否、しない人しか大会社の社長になれない時代の様です。従って、所謂「大物」が出にくい時代であり、その結果、決断しない、或いは決断できないで問題を先送りし、会社を潰してしまう結果になった社長が続出している様に思います。
どんな組織もトップの器以上には大きくならないと言われます。然らばどうすれば器が大きくなるのか。思うに、ロマンと気概と優しさ、それに強い責任感を持ち、たゆまぬ勉強―――新聞や書物を読み、講演、ニュース、解説、討論などを聞き、知識や常識を深める努力―――を怠らないことです。組織やビジネスは人と人との交わりです。相手が「この人と付き合いたい」と思うところに人間関係が生まれます。昨年6月から始めた坂部実践塾(チーム発想法)は、営業や業務のノウハウを教えるもので無いことはご承知の通りです。チーム発想法とはみんなで知恵を出す方法です。実践塾の真髄を会得することは、貴方の人間としての巾が大きくなり、自ずと人間的魅力が増し、その結果、家庭も仕事もスムーズに行くことに気づいてください。森中、平野両本部長、細野・松本両支店長、塚野・立川・萩原各課長などは、この1年で一回り大きくなったと感じませんか。管理職になった途端に今までの己を忘れ、力みが見え見えになると部下から敬遠され、管理職失格となります。力みは往々にして、自分の無力を隠さんが為に生じるものと思います。一人一人の部下が自己管理をしっかり行い、その結果、生き生きと働ける環境(働き易い職場)を作ることが管理職の仕事です。管理をしようなどと思うから部下との間にそご齟齬を来すのです。活性化した職場には「自己管理に基づく責任と自由(裁量)のある仕事振り」が横溢しているものです。
私の運転手から、開発課長となった寺島君は、数十分もあればどんな人にも胸襟を開かせる才能を持っています。55歳ですから若い女性は近付かない年齢の筈ですが、悔しいほど人気があり好かれます。どんな犬でも数秒でシッポを振らせます。寺島君に相談する人も多いと思いますが、それは話を良く聞いて、目で見て、膚で感じて、その上親身になって心配する、心の優しさや親切心があるからではないかと思います。その逆に、同僚がドンドン遠ざかっていく社員もいます。その社員を観察すると、根本的には自由や個人主義をはきちがえ、身勝手ということです。今度、「お互い様ねっとわーく」を組織しますが、「社員同士もお互い様」を忘れた行動をする社員は、組織から浮き上がってしまい、誰からも相手にされなくなり、仕事も出来なくなってしまうことを自覚しなければなりません。

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