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社長通信

第136号 転換期

1999年08月号

 早いもので今年も残り4ヶ月余り。 1000年単位(千年紀)でみると、殆ど2000年です。ところで、西暦はキリストの誕生日を西暦1年(生誕は紀元前4年とも言われています。)と決めたために、2001年1月1日にならないと21世紀にならないことはご存知ですね。何故こうなったか。西暦を決めた時代には0(ゼロ)の概念がなく、生誕の年を1にしたからなのです。
 従って100年が1世紀ですから、1年1月1日から始まった新世紀は100年12月31日まで続くことなります。(00年から始まっていると、99年末までが1世紀)同様に、西暦の最初の新世紀を0世紀とすべきところを1世紀とした為に、1901年1月1日から2000年12月31日までが19世紀ではなく20世紀となってしまい、2001年1月1日を迎えてやっと21世紀の呼称となるのです。
 世紀も、千年紀も変わるこの時代は、暦だけでなくあらゆる価値観の転換期でもあります。
 不倒と信じられてきた大会社の倒産や衰退、学校や家庭の崩壊、子供の非行、与野党が引っ付いたり離れたりの乱交まがいの政界等を見ますと、世紀末現象と感じられなくもありません。
 この半世紀は、戦後の焼け野原から先進工業国へひた走った高度成長の時代でした。
そして頂点を極めた10年ほど前は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われて有頂天になったものでした。
 その成長神話が崩れ、国民全てが自信を喪失し、その結果「不安不況」と「社会混乱」を生み、それをマスメディアが更に煽るから、ますます酷くなるという構図になったのではないでしょうか。
 更に模索や変化の時代に要求される先見力のある指導者不在が、不安や混乱に輪を掛けている様に思います。
 世紀末は単に世紀や千年紀が変わるだけではなく、規制緩和やグローバリズムによって既得権益を失う旧勢力と、新しい活動の場を得る新興勢力の葛藤の時代と重なりました。
新旧勢力の勝負の目鼻が付く21世紀初頭には、あらゆる組織において新しい価値観や信念・理念・哲学を持ったリーダーが現れ、再び成長の時代がくる様に思います。
例えばソフトバンクの孫正義社長などはその前兆に感じます。
 今、マスコミで話題になっている「2000年問題」は「世紀末」とは別のところにあります。
 即ち、数十年前のコンピューターは記憶させるチップが高価だったために、記憶量を少なくするため、例えば「1950年を50年」と記憶させた結果、「2000年になると00年」と勘違し、誤作動を起こす恐れがあると言う問題なのです。
当社のコンピューターは5年前に入れ替えていますから、誤作動の恐れはないとソフト屋さんから保証を貰っていますが、なにぶんコンピューターの中は見えませんので一分の心配はあります。それでも導入後5年も経つとOS(コンピューターを作動させる基本ソフト)が時代遅れであること、また、来期の決算(平成13年3月)が終わった後に東京証券取引所に上場申請をするためには、今のソフトでは対応しきれないことから、今回ハード、ソフトともに大金を投入してシステムの再構築を図ることになりました。これの設計には1年以上かかると思いますが、完成すると今の売上が倍になっても管理部門の人員の増強は必要無いと言われています。
 また上場に先立ち、ISO9001を取得することになりました。1年以内の取得を目処にプロジェクトチームが作業を開始しました。皆さんも良く目にするJIS規格(日本工業規格)は、JISで定めた規格通りに作られている工場と製品に対し与えられるのに対し、ISOは製品やサービスを生み出す仕組み(品質の社内管理システム)を構築し、そのシステムが規定通りに運営されているかを審査する国際規格なのです。この取得には、社員もパートもその意味を熟知し、協力無しにはできません。何故なら会社運営は社員全員が関わっているからです。
 皆さんの協力と熱意があれば、当社は経営的にも高品質に生まれ変わることでしょう。暑さも峠を越しました。実りの秋を更に「らしく」するため頑張りましょう。

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