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社長通信

第137号 第2次産業革命

1999年09月号

長かった夏も台風一過で涼しさを感じるようになりました。今年は大変暑い夏でしたが、これは東日本だけのことで西日本は雨や曇りの日が多かったと言われます。
昨年の東京は梅雨明け宣言も無く、気づかないうちに夏になり終わっていましたが、メリハリの無い四季よりは景気に対する良い影響(クーラーが売れた)があって良かったと思います。
ところで、急激な円高(売りより買いが多いと円高になる)が続いていますが、長い目で見れば業績の良い会社の株価が上がる場合と同様、円高は日本が良くなるという見通しの上で買われている証拠ですから喜ばしいことです。即ち、もっと上がるであろう日本の債権や株式を買うために、ドルやユーロを持っている外人投資家がそれを売って円と交換するためです。このことはアメリカ辺りの株価が天井になって買えなくなり、その資金が日本へ移動してきたことになります。今やインターネットのお陰で情報・通信の世界は一つになり、マネーは24時間利潤を求めて地球を徘徊しています。
こうしたマネーの動きも、10年数年前は遅々たるものでしたが、今やインターネットにより瞬時に膨大な情報が交換できる時代となりました。その10年ほど前、我が日本は株、土地、ゴルフ会員権などの投資に夢中になっていました。
その頃、アメリカはこれからの世界を制するのは、情報と通信の制覇であることに気づき、通信インフラの整備に努めていました。10年が経過した今、情報・通信分野の覇者となったアメリカは、膨大なネットワークを駆使し、世界の金融マーケットを支配することとなりました。大金持ちの日本人が借金まみれのアメリカ人に思うようにされる時代になったのは、結局知恵と先見力の差であったように思います。我々日本人は形の無いものに対してはお金を出し渋る民族性があります。あなたにも情報(儲け話など)はタダの感覚はありませんか。
ところが、アメリカはいち早く情報や通信を次世代の産業にしてしまったのです。インターネットによるネットワークは、金融、商工業、流通、教育、メディア、政治、医療、家庭などあらゆる分野を一変させつつあります。これは産業革命にも等しい変化であり、第2次産業革命と言われています。片や日本はその頃バブルに浮かれ、インターネットの基本である通信インフラなどで、アメリカに10年の遅れを取ったと言われています。
当社が今回社内システムの再構築を行うためにコンピューターの入れ替えを行うのは、こうした流れにいち早く対処するためです。
今までのシステムは言ってみれば計算処理が主であって、情報処理は一部でした。それはデータベースが完全でなかったためです。今回のシステムはあらゆる顧客情報をデータベース化し、どの部署からも自由に情報を取りだし、分析し、処理加工できるようにするものです。これからのビジネスはデータベース化された顧客情報の量で雌雄が決まると思います。即ち、スピードが要求される経営において、分析・判断・決断は顧客情報のデータベース化を以ってする以外になかろうと言うことです。
第2次産業革命はあと2~30年で終わるといわれます。携帯やPHSさえもインターネットの端末として使える時代ですから、商売の仕方もめちゃくちゃに変わらざるを得ないでしょう。
例えば、これまでの株式の売買は証券会社の営業担当者の意見を聞いてするのが当たり前でしたが、今や自宅のパソコンで売買の指示ができる時代ですから、10年を経ずしてヒマラヤ山頂からでも携帯電話のキーを叩くだけで売買出きるようになるでしょう。
また企業情報もパソコンを開けば証券会社の営業マンよりも詳しく新鮮な情報を得られる時代ですから、自己責任で売買を行う顧客の売買手数料が1/10になるのもうなずけます。この様に今あるビジネスがネットワークに基づく方法に大変化を起こしているのです。おそらく当社でも、来年中には取引先に紙やファックスで注文書を送ったり、請求書をもらったりすることが無くなる(電子取引になる)と思います。
第2次産業革命を乗り越え、21世紀に生き残れる企業はネットワークを構築しているところだけと言う時代が、すぐそこまで来ているように思われて仕方がありません。

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