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社長通信

第138号 ガラガラポーン

1999年10月号

日興證券が外国資本になったり、一勧、富士、興銀の合併が伝えられて以後、金融界に何が起きても驚かない積もりでしたが、住友とさくら銀行が合併するとの報道には面食らいました。旧住友財閥と旧三井財閥の中枢企業が一緒になると言うのですからーーー。まるで第2次大戦後の財閥解体と同じではありませんか。日本人は誰かが先鞭を付けないと動かない民族性がありますが、一度口火が切られると流れに乗り遅れるなとばかり、雪崩が起こったように、三井海上、日本火災海上、興和火災の合併も報道されました。このことは、業界トップグループでなければ生き残れない時代が来たと言うことを表しています。即ち、凄まじい勢いで業界再編成が始まったのです。経済界のリーダーたる金融界で再編が始まれば、他の業界に波及することは必定で、設備過剰や供給過多にある業界はその波を一等最初に受けることと思います。
それにしても、日本人は人が何か新しいビジネスを始め、儲かりそうだと直ぐ真似をすることです。従って、瞬く間にマーケットが飽和状態になり過当競争が始まります。それが自由主義・資本主義と言うものなのでしょうが、一昔前は販売組織があり資金の潤沢な企業だけが、後発であっても真似するだけで成功することが出来たものでした。今のように、モノが溢れ欲しいものはお金だけという時代には、顧客のニーズは何かということをしっかり見極めていないと、販売網や資金力だけでは失敗することになります。即ち、顧客が満足しない商品やサービスは見向きもされない時代なのです。
墓地・墓石の業界もデフレ経済に陥った2年前から大変厳しい時代を迎えていますが、私に言わせれば当然来るべきものが来たとしか思いません。他社の売れ行きの悪い霊園を見ていますと、供給側と顧客ニーズのミスマッチが目に付きます。ご先祖を祀ることに広いお墓にこだわりがあったのは戦前の教育を受けた人達だけ。その為、広いお墓は予算的に土地の安い遠隔地とならざるを得なかったのですが、戦後育ちの人達は片道2時間もかけてのお墓には行きません。最近、購入される方々はマンション住まいも多く、合理的生活が身上ですから、お墓だけが庭付きである必要を感じておられないのです。即ち何処でも売れた時代は購買層の変化とバブル崩壊で終わったのです。
当社はここ数年、都市型霊園と称して国道16号線の内側の土地しか開発をしていません。当然住宅も多く、近隣同意を取得するのに数ヶ月から数年の時間を要していますが、その分販売はし易いと言うことができます。昨年9月に開園した赤塚霊園475区画を10ヶ月で完売したことを見ても、狭くとも今生とあの世の住まいが近いことを望まれているお客様が多いことです。又、近くにお寺さんがありますから安心ですし、法事もできることが評判を呼ぶのでしょうね。

9月の中間決算がもうすぐ出ますが、今期は昨年9月以来、新規オープンの霊園が無く、それでも既設霊園だけで前期並の業績を上げられそうなのは、営業やTAさんの努力の賜物であり深甚の感謝を申し上げる次第です。下期は今月初めから販売を始めた落合墓苑と、11月オープン予定の新規霊園が売り上げに寄与しますから数字は稼げそうです。また、夏から始める予定であった葬儀は、生花祭壇を基本コンセプトとして、価格を全てで70万円と設定しています。この価格で受注する為には生花祭壇や受注・施工をシステム化するしか無く、漸く試作品が完成したところですので、来年からはガンガンやれる見通しです。
とにかく業界NO.1、そして再来年には東証2部上場が当面の目標です。年功序列も年々序列もない会社ですが、成果に対して報われる会社であることは間違いありません。墓地墓石の業界では2、3年のうちに売り上げNO.1になれる布石が打てましたし、葬儀だって旋風を巻き起こす仕掛けを計画していますので期待してください。常識が通じない大変化の嵐、ガラガラポーンの再編成の嵐は当社にとってフォローです。何故なら常識が無いことが私の特徴なのですから。

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