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社長通信

第143号 IT革命

2000年03月号

最近のマスメディアの記事や広告は、IT(情報技術)一色と言っていいほどインターネット、Eメール、iモード、e-コマース、モバイル等戦前生まれには理解に苦しむカタカナ英語が溢れています。この1年、インターネット人口が爆発的に増えている様です。 当社でもイントラネット(構内ネット)を構築して4~5年経ちますが、私には1日30から50本のメールがきます。読むだけで大変ですが、社内の様子が良く判るし、情報の共有という意味ではそのメリットは大きい様に思います。日本企業のお家芸であった「根回し」もメールの影響で、その陰が薄れつつあるのではないでしょうか。インターネットは経営の判断・決断のスピードが求められ、起案から数十日をかけてボトムアップで来た書類にハンコを付く時代は終焉しました。変化の激しい今の時代は、逆にトップダウンの指示命令が企業の雌雄を決すると言ってよく、あと数年経てばその結果がでる筈です。
 Eメールによって社内の空気も可なりの変化を感じます。即ち、発信の無い社員には情報が行かなくなると言う事です。また、当事者にとっては都合の悪い情報も流れますから、「うそ」や「ごまかし」が通らなくなります。日本語にはどちらにも取れる曖昧な言葉使いがあり、それが相手を傷付けない言い回しであったりしますが、メールはそれを許しません。簡潔に意思を伝える国語力が要求され、ムニャムニャは通じない訳です。また、CC(同報)にて関係部署にも伝えられますから、直接の担当で無くともCCにて受信した社員は聞いていないでは済まされないことも多くなりました。インターネットの発達は、他に知られたくない都合の悪い事の保持が難しくなり、警察を初めとして次から次へと隠し事(総じて悪い事)が世に晒される事になったのです。警察官の義務として機密を漏洩しない事が規則ですが、その規則が何時しか組織防衛(不正を隠す)にも悪用されるに至りました。それがEメールやインターネットにより、組織の壁を越え、うそや不正をボロボロと世に出し始めたということです。また、身分の上下の秩序も、世代の意識変化(出世志向の喪失など)やメールの普及(組織の構成員間の意思疎通がし易くなり、上司を意識しなくなった)により希薄になりつつあり、警察を筆頭にそれが旧来の組織や社会の構造に大変化をもたらしていると思います。良い事も悪い事も、名も無き一個人が全世界のインターネット利用者に対し、瞬時に伝えられる時代ですから、為政者や権力者にとっては大変恐い時代となりました。権力者とまでは行かなくとも、権限のある立場の者は、悪や不正を憎みそれを正す姿勢や、何事にも公明正大を期す姿勢を持たねば、そのポストを剥奪されることを強く自覚しなければなりません。うそにうそを重ね過去の過ちを隠し通すことより、素直に謝っていれば辞職することもなかったのにと、一連の警察不祥事を見て感じます。
 今、正にIT革命の真っ只中と言われます。インターネットによる産業革命が全ての業界で野火の如く燃え広がっています。インターネットがビジネスのやり方を変える。???インターネットビジネスは知恵とスピードが要求され、それが企業の雌雄を決するとまで言われています。消費者はインターネットによってあらゆる情報を思うが侭に収集できるようになりました。企業としてインターネットにどう対応するかにより、21世紀に生き残れるか否かが決まるように思います。お墓や葬儀のような不明朗な価格体系がまかり通っている業界は、特にインターネットの影響を受け易いと思います。我々はいま100年に一度の経済革命(敢えて改革を使いません)の渦中にいるのです。明治維新は日本だけの革命でしたが、この革命は全人類を巻き込んだ革命です。維新がそうであった様に、守旧派も改革派もいます。国家でさえも、この革命の敗者になると衰退せざるを得ない様に思います。私は勝者を目指してネット革命に果敢に挑戦します。しかし、申すまでも無くインターネットは今のところ「心」を充分に伝えられません。お客様との接点をインターネットに置き換えた分を、今以上のハイタッチでお客様に接しなければならないと思います。当社のホームページもペーパーカタログの様な内容を羅列するだけでは無く、アクセスしてくれた皆さんと言葉のキャッチボールなどして、まさしく寛げる「ホーム」を作らねばならないと思います。

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