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社長通信

第147号 価値観

2000年05月号

 この社長通信は、普段余り会うことが出来ない社員の皆さんへ私のメッセージを届け、コミュニケーションを図りたくて書き始めました。江川副社長に1回ピンチヒッターを頼んだだけで、毎月欠かさずお届けしていますが、早いもので今回が147号ですから12年以上続いていることになります。最近では、1,000人以上になった株主の方々にも送っていますので、発行部数が1,500部を超えました。
 ところで、コミュニケーションとは一体何でしょうか。最近、夫婦、親子、上司と部下間などのコミュニケーション欠如が云々されます。コミュニケーション手段は会話、電話、手紙、E-メールと云った言語だけではありません。目と目を合わすだけで意思や感情の伝達ができますし、また抱擁やキスは愛情や友情を表現します。ノミニュケーションは一緒に飲むことでコミュニケーションを図ろうとするものですが、最近の若者は上司を交えたノミニュケーションは不評のようです。なぜでしょうか。思うに、彼らの育った時代、即ちデジタル時代が大いに影響していると思います。部屋に閉じこもり、テレビ画面を見ながら、ゲームに熱中していたファミコン育ちはアナログ的思考が下手なようです。ゲームの内容は、概して勝つか負けるかの戦闘内容が多く、「負けるが勝ち」と云ったアナログ的思考の育ちようが無かったのではないでしょうか。更に偏差値教育は、記憶力だけに頼るペーパーテストにより、進学希望校を自動的に選別、子供の底知れない可能性の芽を摘んでしまったと思うのです。その結果、子供の性格を歪め、殺人といった大事件を引き起こす大きな原因の一つになったと思います。

 私の子供のころは、兄弟喧嘩をするにしても取っ組み合いでした。親は余ほどのことが無い限り傍観し、ころあいを見て、「いい加減にやめろ」と叱ったものです。喧嘩での殴られ方により、どの程度の痛みか身体が覚えています。また、転んではひざ小僧を擦りむいたり、指を大工道具やナイフで切ったり、ハンマーで叩いて血を流して、その痛さを経験しました。従って、殴る蹴るの痛さの程度が分かっていますから、私の高校時代は今の高校生が起こすような殺人事件は記憶にありません。

 更に物質的にはまだまだ満たされない時代でしたから、一生懸命勉強して偉くなりたいという、夢と希望の持てる時代でもありました。ブランド品を手に入れる為に援助交際も厭わない女高生は、私の高校時代には絶対いませんでした。自分を汚すことに大変な抵抗、否汚れたらお嫁に行けないと当たり前に感じる時代だったのです。ところが最近は、大人が作った物質・お金万能の価値観が子供にも移り、お金さえあれば幸せになれるという錯覚を生んだように思います。


 当社には、葬儀を始めるに当り、3人の葬儀のプロを採用しました。最近試作したシステム生花祭壇に生花を活け、10種類ほど作ってみました。当社はその生花祭壇を使った葬儀一切を70万円で受注・施行しようとするものですが、彼らの言うには、「この祭壇なら150万は請求できますよ。否、こちらなら200万と言っても文句はありませんよ。」でした。このことから分かることは葬儀には価格が有っても無いのと同じことです。同じものを、喪主が満足すれば(本当は不満でも仕方がないと思っているだけ)150万にも200万円にも付けられるのが葬儀料金のようです。納得しているのだから、相手により幾ら頂いてもよいというのはビジネスとして邪道と思います。葬儀料で唯一目に見えて異なるのが祭壇料ですが、白木祭壇は3~4回で元が取れます。当社は生花を使い、1個づつの創作ですから、使い回しはできません。生花を飾るのは職人の技ですが、当社のシステム祭壇は素人でも作れるのがミソです。本格的に葬祭業が始まりました。

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