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社長通信

第156号 悟り

2001年02月号

21世紀に入ったと思ったら早や2月。社長室のガラス越しに見える白梅もチラホラほころんできました。当社にとって2月という月は思い出の深い月で、21年前は墓石販売業を開始、5年前は本社を新築、3年前は株式の店頭上場。今年は開発許可に3年の長い期間を要した横浜聖地霊園の第1工区の完成等々、当社の命運を決する出来事がある月です。
24,000平方メートルの敷地の横浜聖地霊園は投資総額43億円という比較的大きな霊園となりました。SPC(特定目的会社)を使った資金手当ても済み、3月の一部オープンを目指し、工事が大車輪で行われていますが、今年の大雪には困ったものです。それでもこの1ヶ月弱の間に、内見会としてご来園いただいた方が2/13現在で336組、既に契約及び予約いただいた方が213組と予想以上の盛況でほっとしている昨今です。実際の現地はブルやダンプが走り回っていますから、見学する状況ではないのにこれだけの予約をいただいたということは、如何にこの環境が良いかの証明でしょう。4月からは管理棟の建築も始まる予定ですが、秋の彼岸頃には全てが完成します。環境、アクセス、施設等、他の霊園の追随を許さない素晴らしいものが完成します。更に、経営主体高明寺の三木ご住職と宗教上のご兄弟であられ、また私と20年のお付き合いがあり、お坊さんとして尊敬している鎮西和尚が三木ご住職に代わり常駐して、浄土真宗の祭祀をしてくれることに内定しました。お墓は墓地や施設が立派であることは当然ですが、そこに来て心を癒す環境や、心の安寧を与えてくれる人がいてこそ第一級の霊園と言えると思います。鎮西和尚は苦労をされた方ですので、墓地購入者のあらゆる相談に乗ってもらえることと思います。

 お坊さんと言えば、我々は悟りを開いた人というイメージを持っています。悟りは厳しい修行によって得られるといわれます。各宗の修行の仕方は違うようですが、兎に角苦しいことには違いありません。私などは我慢が嫌いで、煩悩も欲望も人後に落ちませんから、この世で仏教の説く悟りを開くなど到底無理となります。

 私の4人の孫の性格を見ていると、人の性格は生れながらに決まっていることを感じます。短気とせっかち、引っ込み型とでしゃばり型、消極的と積極的、おしゃべりと無口、何をするにも一緒とひとりで遊ぶ等々、未だ就学前なのに4人とも全く違うことに驚かされます。しかし、喧嘩はしても人を騙すとか、嘘をつくとか、物を盗むとか、所謂大人の悪さはしません。それが大きくなるに従い、ずるくなっていくわけですが、ものごごろがつくまでの子供の心に還るのが、悟りではないでしょうか。純真無垢な心―煩悩や欲望の無い心。嫉妬や恨みの無い心。生まれた時の真っ白な心に還り、それを原点に今を見れば、自分が今考えていること、行っていることの反省ができる筈です。財産、名誉、愛欲などといったことで、不正をしたり、悲しんだり、嫉妬している自分に気がつき、更に自分が今あるのは何のため、誰のためかに気が付けば、感謝の気持ちがふつふつと湧いてくるものであり、そのとき煩悩の世界から抜け出し、悟りを開いたことになるというのが私の解釈。

 英雄色を好むと云いますが、最近の政治家で大物が居なくなったのは、浮気がご法度の時代になったからではと思うのです。昔のマスコミは政治家の私生活を暴露することは無かったのですが、愛人を持つことはモラルに反していることとして、政治家失格の烙印を押されてしまいます。悟りを分解すると「吾(我)の心」となります。「自分の真の心・本心・本音で言動する人」と私は解釈するのですが、英雄・大物は凡人には理解できないところが多いので、本音が通じなくなった昨今は出にくい時代なのかもしれません。

 動物の世界は大抵1匹のオスが多勢のメスを従えています。人間でもイスラム諸国は一夫多妻が許されています。男は女を愛すること(本能はDNAを撒き散らすこと)、女は愛されること(本能は家庭を守ってくれる頼れる男の子種がほしいこと)に喜びを感じる本能から考えると、同じ屋敷内に第一夫人宅、第二夫人宅、第三夫人宅というように家があり、夫人同士は仲良く暮らしているのを見ると、男女の本質とは何かが分る気がします。それでも亭主は全ての女房に気を使うようで、何事も面倒くさがり屋の私は、日本に生まれて良かったと、還暦を過ぎた現在は悟りの境地です。

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