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社長通信

第159号 不変の商法

2001年05月号

 やっと3月が終わったと思ったら、早や1ヶ月半が経過し、漸く決算発表も終わりました。第35期の業績は、売上高64億5千6百万円(前年同期比11.1%増)、経常利益6億1百万円(前年同期比11.7%増)、当期純利益3億4千9百万円(前年同期比64.8%増)となりました。不況の中、まずまずの成績を上げられたのは、皆さんが良く頑張ってくれたお蔭と感謝します。

 当社は店頭上場して3年3ヶ月が経ちました。金融市場が最悪の状態の中で上場したことは、今になってみると最高の選択であった様に思います。即ち、多額のキャピタルゲインが得られない為に、株式市場が良くなるまで上場を延期した企業もあったと思いますが、それから更に景気は下降しており、その為、業績悪化が酷くなり、公開どころでは無くなった企業もあるやに聞きます。

 当社の場合、上場により経理・財務内容はガラス張りであることは勿論のこと、業界唯一の店頭上場企業としての信用が、霊園開発とその資金手当てを容易にし、販売においてもお客様の信用を得やすくなったことが、大きなメリットであったと思います。こうした判断の良し悪しで、企業の命運を決することもある訳です。経済が右肩上がりの時代は、極端な話、企業トップは誰でも勤まったのですが、羅針盤の無い変革の時代は、その資質が問われる訳です。35年間も社長を務めながら、今日ほど大変な時代と感じることはありません。

 最近、ネギまでも輸入されていることを知りました。東西の冷戦が終わり、資本主義経済圏が一気に倍増しました。中国は社会主義を標榜しながら、経済は日本以上の弱肉強食の資本主義社会です。否、中国から見れば日本は社会主義社会に見えると思います。規制ばかり多くて、自由な経済活動が出来ない訳ですから、社会主義そのものでしょう。今回も一定量以上の輸入があると、ネギ、椎茸、井草に高率関税を掛け、国内生産者を保護するとか。こんな時代逆行の政策は、生産者の力を弱めるだけであり、国際信用を失うだけだと思います。中国は、物価も人件費も日本の10分の1以下ですから、今後も益々いろいろな商品が入ってくると思います。日本は物価が高いことで有名ですが、内外価格差が無くならない限り、水が高きから低きに流れるように、今後も輸入は増え続けるはずです。

 デフレと言われる昨今ですが、大幅な内外価格差が無くならない限り、それは続くと考えて対処したほうがベターに思います。狂乱物価でトイレットペーパーが無くなった石油危機の時が懐かしく思い出されます。デフレもインフレも無いに越したことはありませんが、物は少しづつ値上がりしたほうが、景気は良くなるように思いますが、これだけ内外価格差があるとその調整圧力が働き、デフレになるのも仕方の無いことです。物価が更に下がると思えば、どうしても必要な物以外は買わないのが心理です。今の時代は、自分だけが所有していない物がある人は稀ですから、買い替え需要しかなく、下げ止まるまでは買い控えするのが人情でしょう。

 東京オリンピック以降の高度成長は10年前に終わったのです。店でもやろうかと気楽に始めても、何とか食えた時代は終わったのです。そういう意味では、サラリーマンも気楽な稼業では無くなったと言えます。グローバルスタンダードとは、社会システムを欧米のそれに合わすことです。好むと好まざるに拘わらず、欧米化しないと日本は生き残れません。皆さんも今まで通りの考え方では取り残されることになります。リスクを恐れず、変化を受け入れることのできる人のみが生き残れる時代であり、そうした人にはビッグチャンスの時代です。

 しかし、時代がどの様に変わろうと変わらない真理が一つあります。それは、お客様の気持・立場に立って考え行動すれば、あなた自身が優れた商品となり、お客様の感動と共感を得られ、最後はあなたのファンとなって、買ってやろう、買いたいとなります。それには、正直に生きること・本音で話すことから始めてください。物を売るのではなく、あなたの真心を売ることが時代を越えた不変の商法です。

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