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社長通信

第160号 小泉革命

2001年06月号

 小泉内閣の支持率が上り続けています。構造改革を旗印に真紀子人気と相俟って異常なほどです。それほど前政府の森内閣が国民からそっぽを向かれていたということで、その反動と言ったらよいのでしょうか。だが小泉内閣の標榜する構造改革を支持率の高さと同じ様に国民が望んでいるかと言うと、ちょっと疑問です。

 構造改革は、財政、政冶、行政、司法、経済、教育、福祉、医療など、今までの日本を形作ってきた法律、条例、規制、制度、習慣、慣例を、改革即ちぶっ壊して作り直すと言うことですから、今まで既得権益を享受してきた人達には、困った事態も予想されます。景気は更に悪くなり、失業者も増え、国民全体としては収入が減ることも覚悟しなければなりません。それが痛みを伴う改革です。

 それでも改革を進める小泉内閣が支持されるとすれば、このままでは国が滅びる。今、改革しなければ国の将来はないと国民が覚悟を決めたということでしょうか。自分だけは痛みを避けたいと思うのは、決して私だけではないでしょうから、改革の成否は本当に痛くなってきた時、国民が何処まで我慢できるか否かでしょう。

 今、あらゆる組織の中枢にいる人たちは、50年も続いたシステムなればこそ、その実力や権勢を発揮できている人が多いものです。このシステムは制度疲労を起しているんだな、これ以上続けることは無理だなと、ここまで日本が疲弊してくると、これではダメだと気がついて、小泉さんに日本を託そうということになったと思います。外務省の公金横領に見る如く、国民の税金が不正に使われ発覚しても内々で処理する体質は、外務大臣ならずとも納税者として大いに憤慨するところで、是非とも改革を進めてもらいたいと思います。
  小泉改革、否小泉革命が成功すれば、明治維新に並ぶ平成維新として歴史に残る改革になると思います。旧来の組織やそれを形作るシステムが崩壊し、全てが新しく生まれ変わった時、日本は再び力強く成長を始めると思うのですが、期待し過ぎでしょうか。

 何処の会社にも販売マニュアルがあると思うのですが、その通りすれば誰でも売れると言うものではりません。マニュアル通りすれば売れるというならば、記憶力の良い人が一番売れる訳ですが、そうならないところが営業の世界です。販売やサービスをする相手は血の通った人間です。心が通う対応が出来ないと、買っていただくことは無いでしょう。

 先のハンセン病患者の人権侵害訴訟のとき、国は敗訴しました。法の執行者である役人(国)は、法に基づき時効を理由に控訴しようとしました。然るに小泉さんはそれを断念させました。これこそ暖かい血の通った政治と言えるのではないでしょうか。
 法律は全てが正しいというものでは無いと思います。人間が作ったものは間違いがあっても不思議ではありません。然るに国が敗訴することは、誇り高き役人に取って自分たちが間違っていたことになりますからメンツ丸つぶれです。負けることは自分たちのプライドが許さないわけです。頭が良いと思っていますから当然です。

 国も企業も不法な相手で無い限り、誰にとって一番有利(得)かを考えるべきです。国なら納税者である国民であり、企業にとっては消費者です。この大原則を忘れると、役人は「お上」意識が抜けませんし、企業人は上司や周りの目だけを気にする人間となってしまいます。

 明治維新は少数の人たちによって成し遂げられましたが、小泉派も政界では少数派です。しかし、改革は、変えて欲しい、変えねばならない意識が、国民の間に充満している現在は、絶対多数の国民が小泉応援派です。もし、小泉さんが失脚し、短命内閣で終わるようなことになると、国民の失望は絶望になり、不況のトンネルは出口を失うことになってしまいます。

 私は飽きっぽい性格からか、同じ手法を何時までも続けることが嫌いです。少しづつ日々に変えていけば、敢えて改革は必要ありません。我々が何をすればお客様は喜ばれるか或いは満足されるのか・・・・良いものを安くだけでは満足されないことを自覚し、所謂顧客満足はどうすれば得られるかを考え、実行し続けなければ会社の継続的発展はありません。 

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