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社長通信

第164号 CHANGEはCHANCE

2001年10月号

 いよいよアフガンへの攻撃が苛烈になってきました。ブッシュ大統領は、同時多発テロが起こった瞬間に、これを新しい戦争と決めつけました。戦争は国と国が宣戦布告して始めるものと言うのが20世紀型戦争。東西冷戦が終結しITの進歩と相俟ってグローバルな時代には、社会も経済も国境があって無いようなものです。テロの黒幕とされるビンラディンは、このITのお陰で資金を世界中で移動させ、株で大儲けをしたようです。21世紀はテロの時代と言いながら、今回のようにアフガンをアジトとした多国籍テロ軍(イスラム原理主義の過激派多国籍テロ集団)が米国に仕掛けた戦争と言えると思います。

 グローバル化は国と国、そしてその国民と国民の貧富の差を拡大しました。特にイスラム圏の多くの国々は世界の進歩から取り残され、先進諸国との差がとてつもなく付いてしまいました。テロ組織によればその原因を作ったのが米国と言うわけです。

 中東では、隊商が砂漠を行く途中で、落馬(ラクダ)する隊員がいても、それを助ける為に行進をストップしないと言うのが掟だそうです。助けに行って全体が遅れでもすると全員が死んでしまう恐れがあるからです。それほど厳しい世界に生きている彼らは、聖職者の命令は即ち絶対神アラーの命令となって、規律が盲目的に守られているのだと思います。

 当社は自己管理・自己責任をモットーにやってきました。当初は上手く機能していました。然るに、元々自由奔放に育ってきた世代が多くなった性か、自己管理を自由気まま・自分勝手と錯覚し、自己責任を棚上げしている社員が現れるようになりました。子供を躾るのに自由だけを優先しては、わがまま放題の人間になってしまいます。自己管理の何たるかを理解できない社員には放任にしかならず、その自覚が出来るのを待っている訳にはまいりません。豊穣の時代が甘えや身勝手な人間を作ったことも原因とは思います。生まれた時から豊かな時代に生まれると、親が買ってくれたりして欲しい物が直ぐ手に入る訳ですから、それを得るために懸命に働いてお金を稼ぐ意欲が削がれるのは当たり前です。このデフレ不況は、こうした日本人を叩き直す為の、神の鉄槌ではなかろうかとさえ思います。
 このような状況下で今期の売上げ予測が60億円となりました。そのため10月10日に組織の再構築計画を発表し、年間3億円の経費カットを行うことに決定しました。今期はこれの効果が3ヶ月分しかなく、3.5億円の経常利益しか見込めません。また、この効果が出ても外部要因として、国際的にはアフガン戦争、テロ、米国の不況、国内的にはデフレ、小泉改革、不良債権処理等の問題がどういう結果を招くか予想も付きません。即断できるのは、この混乱は少なくとも2~3年は続くだろうと言うことです。世の中が予想も出来なかった事件によって混乱を引き起こし、CHANGEしているのです。

 9月の営業成績を見ると、同時多発テロが発生したにも関らず、6割の支店が前月比10%以上も売上げを伸ばし、本郷と浦和支店は目標予算を実に40%以上もオーバーしています。しかし、立川及び相模原支店はあいも変わらず散々な数字であり、今月末を以って閉鎖としました。このように社内でも勝ち組と負け組がはっきりしてきました。9月25日の役員会で当期決算予想数字が報告され、減収減益がはっきりしたことを踏まえ、人員削減を含む事業の再構築を開始したのは前述の通りです。痛いのを承知で病巣が転移しないうちに早く手術すれば、直るのも早いと判断した結果です。

 太田君の提案による営業組織の3ブロック制への変更は早くもその効果が表れました。未だ目だった数字ではありませんが、営業マンのやる気が業績に表れ始めたことです。ブロック制は社員の社内流動化・チーム化が促進され、各支店や社員の良いところが他の支店に転移し、スキルの共有が図られ、全ての支店を遠からず活性化させることでしょう。当社もダイナミックにCHANGEを始めたのです。


今、進みつつある社会のCHANGEを、組織のマンネリ化や自己防衛の結果として疲弊した構造を再構築するCHANCEと捕ら、国民自らがCHANCEすればこんな良いCHANCEは二度と無く、遠からず眩しいほどの陽光が「日の本」に再び差しこんでくるはずです。

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