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社長通信

第165号 倒産危険度

2001年11月号

 先々週の週刊ダイヤモンドに上場企業の倒産危険度900社に不名誉なことですが当社もノミネートされました。このデータ分析の基本は、総資産(借入金が増加すると総資産も増加します)を分母にして、分子に運転資本増加額、内部留保、営業利益、売上を、また借入金を分母、時価総額を分子に持ってきて計算した5つの数値の合計で判断するものです。この指標ですと借入金に頼った経営は資産に対する資金効率が悪く、倒産の危険が大という評価になります。この分析法はアメリカから来たものですが、資金効率、即ち今ある資産から幾らの利益を生むかの追求が評価の基準になっています。これまでの日本の企業は主として銀行からの借り入れで成長してきましたが、こうした指標がまかり通ると、企業は長期的視野で行う設備投資を控えるようになります。大半の企業は日本独特の法律(その筆頭は税法)、規制や習慣の枠内で、グローバル化(アメリカ化)という黒船に立ち向かっているわけです。ちょうど足に鎖を付けた日本選手と、何も付けていない外人選手がリング上でレスリングをやっているみたいなもので、外人のやりたい放題にイライラしながらじっと耐えて見ているのが今の日本人ではないでしょうか。小泉さん早く鎖を外してやってくれと祈りながら...。

 この間竣工式を行った7200坪の横浜聖地霊園は墓地経営許可取得に3年もかかりました。墓地用地を少しづつ買って許可を得れば資金は少なくて済みますが、その度に近隣同意と許可が必要となるために、実際上は不可能です。従って大規模に造成した霊園は5年くらいかけて、ボチボチ売ることが必要なわけです。今回の900社の中には、殆どのゼネコンは当然として、多くのメーカーが入っているし、大手電力会社まで入っています。当社の霊園開発資金の借入金は、霊園が完成した時が借り入れのピークとなります。前3月期は2つの大規模霊園に対する借り入れが増えたため、指数が倒産危険度に達する数値となりましたが、予定通りの販売により開発資金の借入金を返済(現在は毎月1億円の返済が進んでいます。保証債務を含めると2億円)しているわけですから、今後開発を一切行わないとなると、数年後にはこのランクから消えることになります。しかしながら、現在トータルで4年分の墓地在庫がありますが、1年後には販売を終了する霊園もあり、小額投資で済む増設だけは今後も進めなければなりません。

 この様にグローバル化とは、アメリカンスタンダードに合わせることであり、先に挙げた倒産危険度指標も企業を評価する一手段として、市場の要求に基づき作られたものです。
 お墓の販売は数年前までは売ったのではなく売れたのです。これからは売る時代です。支店間格差や個人格差が激しく付く時代です。全社員が従来の倍、否3倍の努力をしなければならない時代です。「お客様第一」程度ではダメです。「あなた自身がお客様」になりきることです。「お客様になって当社を見」なければなりません。当社の社員がどのように見えますか。社員が上(上司や同僚)を向いたり、「お客様」である貴方にお尻を向け、会社の方ばかりを向いていませんか。上や内側を見ているだけで給料が貰えた時代は終わりました。
 最近は、社員が総出で霊園の花植えなどを行い、自分たちの商品である霊園を自分たちの手でもっと良くしようという運動が出てきたのは本当に喜ばしいことです。手塩に掛けて育てた霊園には子供に対するような愛情が湧いてきます。その心は自然とお客様に伝わり、お客様が感動されない筈がありません。

 今期の経常利益は3.5億円が目標。上期の売上げは昨年度と同じでしたが、経費が増えました。その為赤字の2支店を閉鎖するなどして贅肉を削ぎ落としました。頑張っただけの結果が利益として出るのがビジネスです。利益の追求は夢や目標を達成するためです。あなたの夢や目標をもう一度頭に描き、思い続ければ必ず達成できます。頑張りましょう!

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