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社長通信

第178号 期待

2002年12月号

 不況に明け、不況が一段と進んだままで2002年が暮れようとしています。期待の星小泉さんが総理大臣に就任以来、株価・物価は下がり続け、失業率・倒産件数は上がり続けています。これは「構造改革無くして成長無し」のお念仏だけで、一向に日本の未来像が見えないせいではないでしょうか。普通ならとっくに辞任していなければならないのに、高い支持率に助けられているからと思います。その支持率も国民こぞっての怒りの対象となっている北朝鮮に対する強い姿勢が評価されていることも大いに寄与しています。また、バブルが弾けて以来、誰が政権を取っても上手く行かず、他に適任者がいないから、変人の小泉さんでも仕方が無いという諦めも、小泉支持になっている気がします。

 こんな世情でも工事契約高1億円以上の営業社員に授与するグランドアドバイザーが、今年は6人(昨年は4人)も誕生しました。5回連続受賞の浦和支店の大出君、同3回の鈴木君。昨年までは低迷していた朝霞支店から、熊谷、金濱、小川、島田君の4名。朝霞支店は元広島カープのエース高木支店長に代ってから、俄然元気が出て常勝軍団浦和支店をついに抜いてしまいました。2002年のニチリョクマン・オブ・ザ・イヤーは5回連続グランドアドバイザー受賞の偉業を達成した大出君となりましたが、高木支店長にもさしあげたいところでした。

 話は変わりますが、銀行の場合は自己資本比率(BIS)と言う数値が基準を下回ると、公的資金、即ち税金を投入して自己資本を増やし、大株主となった国が管理する(国有化)ようになってしまいます。この場合、銀行の経営責任を問うと言うから銀行からの猛反発が出ている訳です。小泉総理や竹中大臣は、このデフレ不況の元凶を全て銀行が不良債権処理を急がないからという理由にしています。銀行経営者はここ数年前にトップに就任した人ばかりですから、責任を問われたって元々不良債権を作ったのは俺じゃないという気持ちがあります。また、保有株や担保不動産の値下がりが大きいために、自己資本が目減りし続けるような状況下では、不良債権の発生は銀行のせいだけじゃないと言う気持ちもあるでしょう。不良債権と言うもぐら叩きは、景気が良くならない限り、際限なく続けなければならない気がします。小泉さんは、行政サイドの構造改革を小手先だけで済ませて、粛々と改革を進めていると強弁していますが、それだけでは済まない時期にきてしまったようです。

 バブルやデフレが何故起こるかを考えて見ますと、バブルとは誰も彼もが、もっと上がるだろうと考え、購入を急ぐからであり、デフレはもっと下がるだろうと考え、買い控えるからです。即ちそこに需給のギャップが生じるからです。高度成長時代は物の価格が上がり続けるのが当たり前でした。従って収入も上がり続けるのが当然でした。  政府系の住宅金融公庫や年金住宅融資にかつて「ゆとり(ステップ)返済」という制度がありましたが、これは、はじめの5年間は返済額を低くして、6年目以降はその分を上乗せして返済するというものだったことを覚えていると思います。これは政府自身が収入は上がり続けることを前提にして政策を立てていたことのあらわれだったのです。この失政によってどれだけの個人破産者が生まれたことか、政策立案者は反省したことがあるのだろうかと憤りを感じます。

 ボーナスは生活給の一部として支給するのが当然の空気がありますが、ボーナスは日本語で書くと賞与です。ほめて与えると書きます。業績が良かったから貰えるのがボーナスです。当社は毎年6月・12月(今年は6日でしたね)の月初めに支給していますが、年俸制ですから正しくは賞与ではないのです。6月・12月は2回の給与日があると言った方が正しいかな。戦後の10年間ほどの日本中が苦しい時期、丁度今の北朝鮮の如き生活実態の時代は、ボーナスが出ない、否払う資金がない中小企業も多数ありました。出ても餅代程度でしたが、余り文句も出なかったのは、来年への期待があったからではなかろうかと思います。

 それを考えると、今の日本の不況は贅沢な不況だと言えます(変な言い方ですが)。浮浪者でさえ飢えることがないのは、日本にはお金がいっぱいあるからです。しかしながら、誰もがそのお金を使うことなくひたすら溜め込んでいるのは、未来や老後に対する「安心」と言う保障が無いからなのです。企業も同じで、社員は会社の未来が不透明だと不安になります。私は社員が当社に入社して良かったと言われる会社にしたいと常々思っています。それには、業績を上げつづけることです。業績向上は、社員一人ひとりがお客様の立場に立って、優しい気持ちで接することです。全員がその気持ちになれば、お客様はその社員のフアンとなり、ニチリョクフアンとなってくれるはずです。グランドアドバイザーの6人を見て、つくづくそう思いました。来年もいっそうの活躍を期待します。

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