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社長通信

第185号 法令遵守

2003年07月号

 最近、私と同じ町内に住む30歳代の夫婦が、水戸で交通事故に会って亡くなりました。故障した夫婦の乗用車を移動しようとしていたレッカー車に、酒気帯び運転のトレーラーが追突。車から降りていた夫婦が巻き込まれてしまったのです。車の中にいた5歳の子供は助かりましたが、何とも痛ましい事件です。

 日本は、「選挙違反と飲酒運転は犯罪ではない」という言葉が物語っているように、政治屋やノンベーに極めて寛容なお国柄です。選挙違反で捕まると運が悪かった程度の意識だし、飲酒運転で事故った時は、そんな積りは無かったが不注意で起こしてしまったとの弁。つまり本人に罪の意識は無く、その上法律も過失扱いでした。対して、アメリカでは飲酒運転で死亡事故を起こせば殺人罪に問われます。車は走る凶器なのです。その凶器を、制御不能の人間が扱うことは犯罪行為にほかなりません。

  昨年6月に改正された道路交通法には新たに危険運転致死傷罪が盛り込まれ、飲酒運転の人身事故をはっきり故意であると断定し、漸く飲酒運転の罰則が強化されました。即ち、飲酒運転を危険であることを知っていた上で犯した傷害行為としているのです。行政機関も飲酒運転をした職員を免職処分とするところが多くなりました。酒酔い運転違反は最高50万円の罰金になったせいか、飲酒運転による死亡事故が3割も減ったことは喜ばしいことです。

 選挙違反にしても、当選すると摘発されることは稀で、買収等の違反によって議席を得ている議員が世の中にごまんといます。そんなレベルの連中が政治をやっている訳ですから、収賄事件が多発するのも当然です。選挙違反の刑罰ももっと重くなれば、まともな政治家が選出され、政界も浄化されると思います。

 私の運転手は、4月25日に飲酒が原因で怪我をして運転が出来なくなったために、ゴールデンウイーク過ぎまで車が使えない状態が続きました。勿論、飲酒運転をした訳ではありませんが、酩酊の結果です。酒は百薬の長と言う言葉がありますが、度を過ぎれば、害毒以外の何ものでもありません。

 最近の居酒屋ブームで、女性もグラスをあげて、気炎を吐いている場面に出会うことが多くなりました。昔なら「女伊達らに」とたしなめられたものですが、女性の社会進出が進んだ現代ではこの言葉は死語となっています。しかし、節度を持って飲んでほしいものです。20年ほど前、当社の第1号の女性社員がアル中になって田舎に帰り、数年後に他界したことを知りましたが、有能だったため残念でなりません。

 男の太鼓腹、女性の下腹のでっぱりは、内臓の周りに脂肪が付くためです。肝臓に脂肪が付き過ぎる(霜降り肉状態)と脂肪肝になり、肝硬変の原因ともなります。油っぽい料理を避け、青み魚(DHAやEPAを含む)を中心の食事にして、飲酒も1日1合(日本酒)以下、そして1日1時間以上の歩行を含めた運動を励行したいものです。

 私も酒は好きで、種類を問わず何でも飲みます。しかし、私の肝臓が強いこともあるとは思いますが、痛飲しても二日酔いで困った記憶はありません。一般に酒1合が分解するのに3時間を要すると言われ、3合だと8時間だそうです。私は10時以降は酒を口にすることはないので、朝には大体分解しているようです。ちなみに、酒を飲んだ翌日でも、ニ日酔いで運転すると飲酒運転になるのでご注意を。

 また、アメリカでは未成年者に酒を売れば重い罪に問われます。十年程前、家族でロスアンゼルスに行った時、あるレストランで、ボーイが成人した私の娘にビールは駄目だと言うのです。小柄で若く見えたためですが、親が一緒でも未青年には酒を売ってくれません。パスポートを見せてやっと理解してもらった記憶があります。このように、アメリカの優れたところはルールに厳しいことです。見て見ぬ振りがまかり通る日本は、これだけはアメリカを見習うべきだと思います。

 最近はコンプライアンスが喧伝されますが、法令遵守は当然のこととして、行政指導を口実に役人のさじ加減一つで法令解釈が左右されるのは困ったことです。コンプライアンスは社内規則の順守も含まれます。その規則を守らなかったために、また、同僚の法令違反や社内規則違反を知りながら見て見ぬ振りをしたがために、超有名企業が存亡の危機を迎えた事実をしっかりと受けとめねばなりません。

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