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社長通信

第188号 葬儀のウラ

2003年10月号

 平成12年6月に、東京国際フォーラムを借り切って行なった生花祭壇の展示会を皮切りに、葬儀を始めて4年になりますが、その間1000件近くの葬儀をさせていただきました。来る11月27日には「メモリアルステージ2003」と銘打って、第2回のフエアを行なうことになっています。約900坪の会場に、10基の生花祭壇や35基の新作デザイン墓石、そして新作仏壇を展示したり、法話会や仏事相談会、その他、落語・トークショー等々の企画が盛り沢山です。

 ある調査によると、過去2年間で葬儀の料金が平均で15%も安くなったと言うデータがありますが、当社の影響かもしれません。最近発売になった単行本『葬式の値段にはウラがある』(草思社)を読んで、当社が葬儀業界に参入したことが、消費者にとっておおいにプラスであったと実感した次第です。

 不当な葬儀価格がまかり通っている、その原因は、「葬儀はお金がかかるもの、前もって準備のできないもの、遺産を残してくれた親・育ててくれた恩義のある親の葬儀だから、あるいは香典をもらうのだから」という世間常識としがらみにあるのです。葬儀業界で見知ったこと、そして、黒木昭雄さんの本に書いてあること等を以下にまとめてみました。

・病院や警察の指定業者は信用出来る業者ばかりではないこと。指定の葬儀業者は病院職員の様な白衣を着て、遺体を病室から霊安室へ移すために待機しているだけ(納棺は病院ではしない)。業者と癒着のない病院は「決まった葬儀屋さんがありますか。」と尋ねるものです。
・ 豪華な斎場を持っている業者は償却が大変。自宅や集会場を希望しても、葬儀社経営の斎場を使わせようとする。
・ 葬儀セット価格に特上・松・竹・梅とあっても、その価格差ほどのコストの差はない。大きな差があるのは生花の使用種類と供花数、および会葬者数によって変化する料理、返礼品代、スタッフ人件費など。世間相場を気にする人や、見栄っ張りの人は悪徳葬儀屋のイイ鴨。
・ 葬儀一式(セット)はあくまでも基本料金であって、セットの中身は業者によって異なる(セット内容の明細とその単価が曖昧な業者は避けるべき)。大抵の業者の場合、斎場使用料、料理代、返礼品、供花等はオプション(当社の場合、「愛彩花倶楽部」会員のセット価格は70万円の1種類のみですが、会葬者50人とすると布施を除く葬儀一切合財の価格が平均129万円になっています。布施は戒名を付けてもらって平均35万円。合計164万円)。
・ 祭壇使用料として数十万~数百万円も請求される。そのため、3回位の使用で祭壇の仕入の元をとり、それ以降は丸々儲けとなる。白木祭壇は何百回と使い回すレンタル品です。
・ 互助会は「相互扶助」を目的としていない。積み立てたコース料金だけで葬儀はできない。通常、積立金の3~10倍の葬儀費用が掛かる。経済産業省認可というお墨付きは、良心的な葬儀業者として認可されているのではなく、冠婚葬祭費用を積立金で支払う「特定取引」を認めているに過ぎない。
・ 市民葬の指定業者であっても、市民葬は儲からないからやりたがらない。「市民葬指定業者」をただ営業の看板だけに使っている業者がいる。
・ 「葬儀一式」ではなく、「詳細な単価を記した見積り書」を提出する業者がイイ業者。見積り額と実際の請求額はほとんど差がないものです。
・ 葬儀屋お抱えのニセ坊主もいる。(引導を渡してくれるちゃんとしたお坊さんを生前に知っておくことをお奨めします。)

 とは言っても、最後は葬儀施行スタッフの人間性。病院で直ぐに「お任せします。」と言わないで、葬儀担当ディレクターを交え、ご自宅で家族や親戚の方と一緒にじっくり話を聞いて、この人なら安心して任せられると納得の上で契約するのが故人の意思かと思います。身内の方の余命が幾ばくもないことが分って葬儀の事前相談をされる方、自分の葬儀の生前契約をされる方、そしてインターネットで見積り依頼をされる方が多くなってきたのも時代の流れのようです。今後、消費者がますます賢くなる状況にあって、我々は「是非ともニチリョクの○○さんに任せたい!」といわれるレベルを目指して、日々精進しなければなりません。

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