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社長通信

第190号 ピンピンコロリ

2003年12月号

 去る11月27日に、当社1社で東京国際フォーラムの大ホール3,000㎡を借り切って行った3年ぶりの大イベント「Memorial Stage 2003」は、わずか7時間あまりの間に1913名(お名前の登録の無い方を含めると2000名以上)のご来場者を迎え、大成功をおさめた事はご存じの通りです。

 前回にもご来場頂いた方がおっしゃるには、今回のイベントの、前回との大きな差は社員の皆さんの笑顔が物凄く良くなったこと、生花祭壇が格段に進歩し綺麗になったこと、展示品や展示の仕方が垢抜けてきたこと、そして様々な説明を丁寧にしてくれたこと等でした。社長として特に嬉しいのは、社員の笑顔が素晴らしいというお褒めです。

 また、当日は、興安寺渡辺住職による3回の法話会を開催しましたが、定員80名のところ、毎回100人以上の参加を頂き、補助椅子を使わなければならないほどの大盛況でした。渡辺住職も熱心にお聞きになる方が増えれば増えるほど乗ってきて、毎回1時間半を越える熱弁を奮って頂きました。途中退場も数人で、宗教離れ(仏教離れ)が叫ばれる昨今、人々が決して宗教を嫌っているわけではなく、こうした機会を持たない宗教界、特にお寺さんの怠慢こそがその原因であると感じた次第です。

 さて、神や仏は人間が作ったものです。人間は人智を越えた、何か絶対的なものにすがる気持を持っています。それがキリスト教の創造主やイスラム教のアッラー(唯一の神)、あるいは仏教のブッダであったりするわけですが、一神教であるキリスト教やイスラム教、あるいはユダヤ教はイラクを見ても分る通り、他の神の存在を許さないわけですから争いが絶えないのです。イラクでの世論調査によると、米英軍によってサダム・フセインの圧政から開放されたのに、80%の以上の人が米英を信用・信頼していないという結果が出ました。民族も文化も異なり、その上、宗教はそれぞれが全く異なった一神教を信じている人間同士が融和することは絶対不可能と思われます。小泉さんはそうしたことを理解しないで、自衛隊派遣をブッシュに約束してしまった以上は、意地でも実行しなくてはならなくなったのです。イラク国民が望まない国際貢献のための派遣って一体何でしょうか。

 その点、我らが日本人は生まれた時は神社、結婚式は教会、お葬式はお寺さん。そのお寺さんを見てみれば、本堂には何体もの如来や菩薩があり、境内にはお地蔵さんありです。私たちはその何れにもお参りする多神教民族ですから、宗教上の争いは皆無といって良いでしょう。そう言うふうに考えてみると多神教はファージー(融通無碍)で、言わばアナログの世界です。その点、一神教は他の神の存在を許さないのですから、イエスかノー、1か0、即ちデジタルの世界です。現代はアナログが駆逐されたデジタルの時代とは言え、心の世界だけはアナログが良いようです。

 今回の法話の内容は「生きること、死ぬこと」でしたが、長生きするのが当たり前になった昨今は、如何に上手く死ぬかが心配の種です。こうした心配を解決してくれるのが仏法です。お釈迦様は死後のことについては何も語らず、ただ生き方を教えてくれただけですが、仏法を聞きその教えに生きることができれば、上手く死ぬ方法も分るというものです。予想を遥かに越える方々がお見えになり、熱心にお聞きになったその理由は、多分「ピンピンコロリ」を求めてだったのではないでしょうか。

 ところで、人間は生まれた時にその悪人善人が決まっているのでしょうか。私が考えるに、生来の性格は決まったものがありますが、善悪は無いと思うのです。つまり、悪に染まる子供の多くは母親の子供に対する接し方に問題があると思います。しっかりと母乳を与えられ、ぎゅっと抱きしめられて育った子供は、母親の愛の温もりを忘れないし、母親にしても自分の身体で作ったお乳を与えることによって、母性のホルモンが醸成され、母を意識し人の親として成長して行くように思うのです。そして、そういう母親の行為の原点は「ありがとうございます」の感謝の気持を仏壇やお墓に対し、日々素直に表現することにあるのではないでしょうか。

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