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社長通信

第199号 女性上位

2004年09月号

 オリンピックの暑い夏も終わり、秋風にほっとするこの頃です。今回のオリンピックでの、日本の金メダルの数は女性9個に、男性7個。金メダル数の国別ランキングで、日本が5位の地位を確保できたのも強い女性陣のお陰です。

 特に金メダルを量産した柔道やレスリングなどの格闘技は、元々男のスポーツです。取っ組み合ったり、押さえつけたり、股ぐらに腕を入れ抱えあげたりする日本女性の姿を見るにつけ、「大和撫子」がお淑やかの代名詞であった時代が懐かしく思われます。

 女性が強くなったのはスポーツに限りません。社内を見渡しても、女性たちのハツラツとした姿がいつも目に飛び込んできます。私の世代は、男中心が当たり前の時代に育ってきましたので、我が家では未だ亭主関白を貫いている積りですが、家内の発言権が日に日に大きくなっていくのをひしひしと感じます。

 いずれにしても、こうした時代背景が晩婚化や非婚化に繋がっているのではと危惧するのは私だけでしょうか。そもそも、女性が男性に魅力を感じるのは、風貌や地位、或いは収入だけではなくて、「頼れる」、即ち「強い」ところにあると思うのです。つまり、女性にとって、産んだ子供が軟弱であっては困るのです。従って強い男の条件は、たくましい肉体と、家族を安全な方向へ導く決断力と実行力の備わったDNAを持ち、家族を養うための十分な収入を継続的に持ち帰ることができることだと思います。決断と実行には智恵と勇気が必要ですが、これは元来、男の専売特許のはずでした。

 ところが、男女雇用均等法や男女平等法等の制定により、法的には女性の地位が男性と同じになり、女性が男性に従属せねばならなかった最大の原因であった収入の差も、若い世代では顕著なものではなくなりました。そして、かつては珍しかった共働きも、いつの間にか当たり前になりました。共働きによって、家庭内の地位を決定する大きな要因である夫婦の収入の差が無くなると、妻が夫に従属しなくなるのは当然です。共働きでなくても妻が財布を握り、夫は妻からお小遣いを貰うのが当たり前になりつつあります。このようにして、ついに女性が家庭経済を支配するようになったのです。

 このことが女性にとっての良し悪しは別にして、男の元気が無くなった大きな原因であることに賛同される方も多いと思います。

 男は女から頼りにされて発奮しない訳がありません。「パパありがとう。また頑張ってね。」と言われるだけで、いそいそと頑張るのが男の本能です。5カ月に一度は全社トップ売り上げの朝霞支店熊谷君の奥さんは、未だ三十路前だそうです。その奥さんはいつも「主人がトップになれますように・・・」と、近くの神社にお百度を踏んだり、内職で得たお金からプレゼントをしてくれるとか。これほど献身的なサポーター持っている彼のモチベーションが上がらないわけがありません。逆に、「あんたって駄目ね」とか「もっと頑張ってよ」などと言う言葉が投げかけられれば、いっぺんで戦意喪失し、駄目親父になってしまいます。何気ない、ほんの一言でやる気が失せてしまうのが、男なのです。

 女が男を駄目にする言葉を吐くときは、大概はその男が自分より智恵が無いと感じた時の様です。智恵が無いと家族の未来を描けません。妻がこの男とは未来を共有できないと感じた時、離婚と言うことになるわけです。熟年離婚はその典型で、子育てから解放されてほっとするのも束の間、夫が子供に成り代わって何もしない、何も出来ない濡れ落ち葉になると、妻としてはうっとうしいだけで、このまま20年も30年も我慢するのは耐えられないと思い、今のうちに別れたほうが楽だという計算が成り立つようです。昔は亭主が女房に出て行けと言って別れることになりましたが、今はそんな勇気のある言葉を吐く男を見たことがありません。男が女に突きつけるのが三行半ですが、それも今や死語となり、妻主導の離婚ばかりが目立ちます。


 ところで、ロシアで次々と起こる自爆テロの犯人は、殆どがチェチェン独立のために戦って、ロシア軍に殺された男の未亡人や兄妹とか。チェチェンには「頼もしく」「強かった」夫や兄弟のあだ討ちのために命を捨てる女性が無限にいるのです。チェチェン情勢は混迷の度を深めていますが、そこに本来の男と女の関係が見え隠れしているのです。ですから、ロシアがチェチェンから手を引かないかぎり、テロが無くなることはないと思われます。

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