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社長通信

第200号 200号

2004年10月号

 昭和62年2月から書き始めたこの社長通信が今月号で200号を迎えました。昭和63年(1988年)2月に第1号を出して、実に16年と8ヶ月。その頃生まれた子供は高校生になっています。支店を複数ヶ所開設するようになって、会社の現況や、社長の考え方、経営方針を手紙によって伝えようと始めたものです。今では、IRの一環として、株主様や取引先の皆様にもお送りするようになって、毎回2300部の発行となっています。これだけ長く続けると毎回ネタで苦労しますが、中断するとどうしたのだろうかと不審に思われる心配もあって、稚拙な文章を書き続けています。

 真夏を思わせる9月で上半期の決算も終わり、ほっとするのも束の間11月がすぐ目の前に迫り、急に寒さを感じる今日この頃です。今期は一般企業で言うヒット商品が6月で販売を終了し、3年以上新商品を出していません。計画中の新商品の予約販売開始は来春の予定ですので、今期はちょうど葉境期となって予算をクリアするのが精一杯でした。わが社で言う新商品とは新設墓苑、現在では堂内陵墓のことですが、これを毎年2ヶ所づつ開発していこうとしている訳です。計画開始から2年半以上の歳月をかけて完成となる堂内陵墓は、21世紀型の新しいお墓として、確かな手応えを感じるからこそ全力を注いでいるのです。これの成功の如何は、第一にいいお寺さんと巡り会うこと、第二はいいロケーションの土地を見つけることにかかっています。勿論、毎年数十億円の資金手当てを必要としますが、金は天下の回り物、何とかなるもので余り気にしていません。ユーザーから買ってよかったと言われるものを作れば、必ず売れる商品ですから、お金は向こうからやってくると信じています。一流のものをリーズナブルな価格で・・・当社はあのユニクロさんの新戦略を昔からやっているのです。

 今年の12月22日がくると、当社は創立38周年。人間なら38歳になると中年といわれる人生の盛りを迎えます。お墓事業は未だ25年弱ですが、社会のことが少しは分かる年齢です。後20年もすると、65歳以上の高齢者が3人に1人の時代になります。高齢社会は多死社会でもあります。お墓と葬儀の需要が増え続け、その中心はしきたりや習慣に余りこだわらない、自己をはっきり表現する団塊の世代です。

 このような歴史背景の今、当社は大きく脱皮するに一等ふさわしい時期ではないかと思います。人間や企業が成功するには、能力もさることながら時の運が絶対必要です。高齢化・デフレ・団塊世代のリタイア・核家族化等々、超合理的な堂内陵墓や、きれいな花で送る生花葬にとっては時の運以外の何ものでもありません。この数年、当社は中年太りの贅肉を取るために苦労しましたが、いよいよ再出発の時期が来ました。再興の時期が来たのです。

 先日、花のEXPOがビッグサイトで開催されたので、生花祭壇と最近開発した名人シリーズ4点を出展して注目を浴びました。この3ヶ月間、社長室が作業場になってしまいましたが、来客の合間を縫って設計し試作した品々です。手で握らなくても簡単に花束が作れる「花束名人」、口が広い縦長の花瓶にもお花が簡単に生けられる「花立て名人」、名人が作った盛り花と同じものを作れる「盛り花名人」、葬儀の供花をアルバイトでも作れる「供花名人」です。どれも二度三度と失敗を繰り返しながら漸く完成しました。元々は、大量に受注したとき、外注するしかなかった供花を簡単に作る方法はないかと考え始めたら、あれもこれもとなってしまったのです。今後、これらの商品をどういう方法で普及させようかと思案中です。部屋いっぱいに花を飾りたくとも、上手く生けられない人には「花立て名人」。「花束名人」で自分が作った花束を恋人に贈る。「盛り花名人」や「花立て名人」で庭のお花をテーブルに飾る。花ほど癒してくれるものはありません。花を育て、花を生ける優しい心があれば、テロリスト排除を名目に罪も無い人々を何万人も殺し続けるイラクの悲劇は起こらなかったように思います。ブッシュやそのポチは、花を愛でる余裕を持っているのかなと、ふと思います。

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