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社長通信

第237号 株価

2007年11月号

 3月末に298円であった株価が連日の売り注文によって、半年後の9月末には196円まで下落しました。
これは、この半年間(平成19年4月から同年9月まで)の当社株の出来高839千株(発行済株式の6.1%)のうち、58.5%に相当する491千株が、株主名簿上位の外資系投資ファンド2社によって売られていたことによります。しかし、外資系による売りは昨年から続いていましたが、そろそろ終わりと思われます。
半年間の外資系の売り合計は恐らく2億円以下と思われますが、その間に目減りした時価総額は約14億円にもなります。つまり、このことは、企業価値が14億円も下がったことを意味するのですが、業績が下方に向っているなら納得できます。
確かに、機関投資家のライブドア事件をきっかけとした中小型株(新興市場銘柄)への投資方針の見直しが大きな要因としても、たった2つのファンドの売りによって、当社の株価が目茶苦茶に下がってしまったのです。
 
 株価は、投資ファンドが買ってくれる時は大幅に上がりますが、その逆もありですから、当社のような小型株は大海の小船のように、ちょっとした波風にも翻弄されてしまいます。買い支えが法的に許されるなら買い支えたものを、それも出来ずに下がるに任せねばならない苛立ちは相当なものでした。(自社株買いも法的に月間4千株しか許されません)
 
 あと4.5ヵ月後の3月末には配当の権利が取れる訳ですが、現在(平成19年11月15日)の終値(191円)から利回りを計算すると、当社は配当性向30%以上を約30年以上継続していますから、過去の最低の配当額1株あたり7.5円と仮定すれば、7.5円÷191円×12ヶ月/4.5ヶ月×100=10.47%(年率換算)と言う高利回りとなります。勿論、株価がさらに下がって、売却すれば損失が出る場合もありますが、1株当り株価が同純資産より安いことや、配当利回りからすれば、これ以上下がることは経営者として慙愧に耐えないことです。

 ところで、当社が株式を上場して来年(平成20年)2月で丸十年になります。上場準備当時を思い返せば、それは、拓銀、長銀、山一證券などの大型倒産が連続していた頃でした。当初、山一證券を主幹事として19年12月に上場予定だったのですが、その1ヶ月前に山一證券は自主廃業を発表しました。急遽、主幹事を大和証券にお願いして、予定より約2ヶ月遅れの上場となってしまいました。
当然、株式市場も冷え切っていましたので、上場の目的がキャピタルゲインなら一番悪い時期でした。しかしながら、私は元々、上場することによってニチリョクの社会的・業界的地位を得ること、財務内容をオープンにすることによって更に信用を高めること、マーケットから資金を得て霊園開発に弾みを付けること、創業者社長として株式上場、それも業界初の名誉を得たいこと等が目的だったので、公開時期に付いて何の躊躇もありませんでした。所有株式が上場前から家族合わせて9%以下だったので、上場時に売り出す株式は無く、創業者利得は目的に無かったのです。

 当社は、これまでも、そして今後とも、配当と成長を楽しみに株を持っていただいている株主様を一等大事にして経営を続けます。その感謝の気持ちとして、30年来、配当の他に株主様へお歳暮(当年9月末現在株主様)と、お中元(当年3月末現在株主様)をお贈りしています。それは、株主特典として公表している訳ではありませんが、毎年お送りしているものですから、古くからの株主様は、「今年は何が送られてくるのか」と、楽しみにされているとも聞きます。恒例化しているなら、特典にすれば良いではないかとおっしゃる方もありますが、株主権利としてお送りすることになると、色々とご希望も出てくることになるので、敢えて株主特典とはしていないのです。
 
 当社の仕事は、墓地や納骨堂、仏壇の販売、そして愛彩花会員様を主とする葬儀の施行です。所謂単純な販売業やサービス業ではなく、供養のお手伝いが仕事だと考えています。これはお客様満足が第一で、お付き合いは永代に亘りますから気の長い話です。
短期間での利益確保を使命とする投資ファンドにとって、当社の様な事業内容は投資先として不向きなのです。だから長期保有の株主様を一等大切に思うのです。

 最後に決して忘れてはならないことは、当社の利益の源泉はお客様ということです。そのため、私は常々、株主様同様に、否それ以上にお客様第一に経営しなければならないと思っています。
現場の皆さんもお客様満足を金科玉条にして日々頑張ってくれているお陰で、上半期は前期比で、売り上げが0.9%アップ、純利益は48%アップの業績を上げられました。これは営業を始めとする社員諸君の努力のお陰と感謝せずにはおられません。

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