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社長通信

第239号 エジプト

2008年01月号

 去る12月29日から1月5日までの年末年始6泊8日で、エジプトに行ってきました。
つねづね、世界で一番古く一番大きい石のお墓、ピラミッドを何時かは見てみたいと思い、そのチャンスを窺ってきたのですが、ついにその願いが叶ったのです。ツアーの参加者は25人でした。
 
 29日(第一日目)は、14時間半のフライトの後、午後10時(日本時間は午前5時)過ぎに、エジプトのカイロ空港に着陸しました。ホテルのチェックインは12時前、寝たのは1時でした。
成田からノンストップで、いっきにカイロまで飛ぶので、乗り継ぐより楽だろうと思っていたのですが、長時間椅子に座りっぱなしは流石に疲れました。途中で乗り換える便の方が、余分の時間がかかっても、気分転換できて良いようです。

 翌日は6時のモーニングコールで起こされました。ピラミッドの中は入場数の制限があるとかで、7時半にはホテルを出発し、30分ほどでクフ王のピラミッドに到着します。ピラミッドは荒涼とした砂漠のまん中にあるとばかり思っていましたが、カイロの郊外と言った感じの所(ギザ)にありました。
ピラミッドの高さは、約140m(建造時は約150m)、底辺の一辺が230mもあります。そして、実に260万とも270万とも言われる膨大な数の、平均2.5トンの石を寸分も狂わず積み上げて造られています。
2.5トンというのは、8寸角の墓石4基分に相当します。先日テレビで2.5トンの石を、25人がかりで丸太に載せて転がしながら移動する実験を行っていましたが、1人当たりに換算すると、約100㎏のものを綱で引っ張るのは平地でも大変です。
いずれにしても、この巨大な石造物を今から約4500年前に、どのようにして造ったのか、決定的な説は無いようです。

 さて、そのピラミッドの中での出来事。玄室(ミイラの納められた石棺を埋めた墓穴)と思しき深さ2mほどの立方形の穴を覗き込んだら、胸ポケットからその穴に携帯電話が落ちてしまいました。
そこで、監視のエジプト人に1000円程度のチップを渡すと、鉄格子の蓋を外し、梯子も無いのに両手、両足を壁に突っ張って下まで降りて、拾ってきてくれました。
幸い穴の底が土であったため、携帯電話は壊れず、その後も日本にいる家内とメール交換することができたのでした。

 メモリアルアートの大野屋さんのトレードマーク、スフィンクスは、クフ王などの三大ピラミッドの直ぐそばに鎮座していました。しかし、スフィンクスの視線の先に、ケンタッキー・フライドチキンのお店があったのはなんとも奇妙な光景でした。

 ツアー3日目大晦日のモーニングコールは、真夜中の2時15分でした。そして、5時10分の飛行機でエジプト中部のルクソールへ移動です。
しかし、飛行機がルクソールの空港に到着したものの、いつまでたっても荷物が出てきません。空港内のターンテーブルの周りは、世界中の観光客でごった返し、耳にする言語は生まれて初めて聞くものばかりでした。
結局、ターンテーブルの上を荷物が回り始めるまで一時間半も待たされてしまいました。もし、日本の航空会社がこのようなことをしたならば、二度と利用してもらえないでしょう。

 ようやく荷物を受け取って、盗掘されずに発見された黄金の仮面で有名なツタンカーメンなどの、多くの王の墓がある「王家の谷」に向かいました。そこは神として再生することを願って、ミイラとなった多くの王様が埋められていた墓場です。
彼らは、数千年後の今、変わり果てた自分の姿を、世界中からの観光客に晒すことになるとは思いもよらなかったことでしょう。

 2~3の神殿を見学しましたが、並び立つ石柱の高さは20mはあるでしょうか。コンクリートや鉄筋・鉄骨を使わずに建てられた石造の神殿は、どれもがあまりに巨大で、現代の建築技術を以ってしても、簡単には建てられそうにありません。
高さが30mほどのオベリスクという四角柱は、一つの岩石で造られていて、重さは数百トン、否1千トン以上になるだろうと思われました。
これらの建築に使われた石は、すべて翌日の目的地である、アスワン近くの石切り場から船で運んできたものだといいます。

 ツアー4日目の元旦は、アスワンへ向かい、また色々な神殿を見ました。石切り場では神殿に使うオベリスクが、何千年もの間、切り出されたまま放置されているのを見ました。
鉄製の道具が無い数千年の昔に、数百トンの石を、どのようにして切り出し、どのような船に、どのようにして載せたのか、世界中の科学者をもってしても解明できていないそうです。

 5日目の2日は、アスワンハイダムの建設による水没を避けるために235m移転させられたアブシンベル大神殿を見学しました。
ラムセス二世の虚栄心を満足させるために建設された巨像や神殿が、エジプトの観光資源として数千年後の今、お役にたっているとは、彼は夢想だにしなかったことでしょう。
いずれにしても、権力者のなれの果てに思いを馳せたエジプト旅行でした。

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