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社長通信

第241号 日本人

2008年03月号

 最近、家内が足のくるぶしの細い骨を折り、車椅子生活を余儀なくされました。そのため、私が1ヶ月以上「主夫」をやらされる羽目になったのです。
私は昔から気が向くと台所に立って食事の用意をすることが度々ありましたから、買い物や調理は苦になりません。しかし、買い物にスーパーに行くと、最近の野菜の高いのには参ります。毒入り餃子騒ぎで店頭から中国野菜がすっかり消えて無くなりました。野菜の殆どが日本産になり、価格の高騰になったわけです。私たちは二人で生活しているので、野菜が多少高くてもたいした負担にはなりませんが、育ち盛りの子供のいる家庭はさぞや大変だろうと思います。
また、中国製の冷凍食品が全く消えてしまい、安くて美味い中国餃子の代わりに、価格の高い日本製を買うか、手作りを余儀なくされた主婦は大変だろうと思います。
 ただ、今回の餃子事件をきっかけとして、中国から食品を買わなくなり、食料自給率が上がることに繋がれば、結構なことだと思います。
中国野菜がちょっと入らなくなっただけで価格が高騰する現実を見ると、食料の60%以上を輸入に頼る日本の食料事情は、極めて危ういと言わざるを得ません。
高度経済成長を続ける中国の食料は、いずれ自国消費だけでいっぱいとなり、輸出に回す余裕など無くなるときが必ず来るでしょう。兎に角、日本の10倍以上の人口を持った国ですから。 
 
 また、最近のアメリカでは、バイオ燃料の原料となるとうもろこしを栽培したほうが儲かるからと、小麦からとうもろこし作りに転換する農家が増えているそうです。
さらに、中国、ロシア、中南米の小麦需要の増加も手伝って、小麦が高騰しています。穀物の多くをアメリカに頼っている日本では、小麦の政府売渡価格が4月から30%の値上げとなるようです。
この一連の輸入食料を巡る問題は、「ジャパニーズ殺すにミサイル要らぬ。食料止めれば直ぐに死ぬ」と言う事を証明してくれたように思えます。
 
 数年前、モンゴルのチベット仏教寺院が、中国の反対を押し切ってチベット仏教の宗主ダライ・ラマ14世を、亡命先からモンゴルに招請しようとしたことがありました。ところが、怒った中国はモンゴルとの国境を総て閉ざしてしまったために、食料品の輸入が総てストップ。仕方なくモンゴルはダライ・ラマの招請を急遽中止することになったのです。
悲しいかな、内陸国のモンゴルは中国大陸を通過してしか、外国からの荷物を運べないのです。
事情は我が国も同じようなものですから、お金さえあれば、食料なんて何処からでも買えると言う人もいますが、私たちも農家に補助をしてでも、食料自給率を大幅に上げねばならないということです。
いずれにしも、我が国は何らかの形で近隣諸国に依存してきたことに変わりはありません。
 
 皆さんは外国の地図で日本の位置を見たことがあるでしょうか?過日、中国の古地図を見ましたが、大きな中国大陸が中央に描かれ、盲腸の様な朝鮮半島が左上に付いています。その右上に、日本列島と思しき小さな島が申し訳程度に描かれています。
長い歴史を通じ、中国にとって、日本はそんな取るに足らない存在だったのです。
 
 最近日本海側に、韓国や中国からの廃プラや医療ごみが対馬海流に乗って流れ着き、問題になっていますが、同じように、太古の日本人は南方から黒潮に乗ってやってきた人、大陸から南シナ海を渡ってきた人、朝鮮半島から対馬海流に乗ってきた人、或いは樺太から宗谷海峡を渡って北海道へ渡ってきた人などが混血を繰り返し、形成されたと言っても過言ではありません。これが縄文人といわれる人たちです。
史記によると、紀元前3世紀に秦の始皇帝が除福という薬剤師を日本に遣わし、不老長寿の薬を探させたとあります。除福は、男女の子供3千人とあらゆる職人を連れ、工具、それに五穀を持ってやってきたそうです。それらの人々が全国に散らばり、現在の日本人の祖先の一部を形成したことは十分考えられます。
そう考えると、日本のあちらこちらに除福伝説があるのは、あながち伝説とは言えないでしょう。私たちは「単一民族」と威張っていますが、元を正せば混血だということを忘れてはならないと思います。
  
 いずれにしても、50年前は考えられなかったことですが、私の友人知人の子供で外国人と結婚しているケースが何と多いことでしょう。
2000年の昔、新天地の日本へやってきた大陸人や朝鮮人が、縄文人と混血して今の日本人となったのと同様に、今、狭い日本を逃れて海外へ飛び出して行く日本人は、2000年の後にどのような民族に変化していることでしょうか。

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