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社長通信

第254号  オス

2009年04月号

 最近の観光地では、サルの群れがお土産を狙って観光客を襲撃することがあるといいます。二ホンザルの群れは、絶対的な権力を持ったボスザル(今はリーダーと呼ぶそうです)と数頭のオスを中心に、その周りにメスザルや子ザルがいて、その外側に若いオスが取り巻くという構成になっています。子ザルたちはすべてボスの子供だと思いきや、DNA鑑定をすると、色々なオスザルの遺伝子が見つかるそうです。ボスザル以上に生殖本能の強い若いオスザルたちは、ボスの目を盗んでちゃっかり子孫繁栄行為に及んでいるのです。メスザルもボスザルに絶対服従というわけではなくて、保護者としてのボスと、子作りの相手を使い分けているようです。

 このように、生物は子孫を残すために生きていると言っても過言ではありません。人間も自分の遺伝子を残そうと、特に若い時は必死です。かつて春風亭柳昇という落語家がいましたが、日中戦争のとき、戦地で羊と関係を持ったという噺をしたのを聞いたことがあります。

 いずれにしても、オスは、本能として自分の遺伝子を数多く残そうとするために、原則的に自分の子供を生んでくれる相手を選びません。もちろん人間は理性がありますから結婚という行為によって、不特定多数の女性に対して種を撒く欲望を抑えています。それにもかかわらず、藤原紀香のような才色兼備にして高収入の女性と結婚しながら、複数の女性と浮気して離婚させられた、陣内のような男が後を絶ちません。 
 一方、メスは子供を生んだ後、彼らが自立するまで養育しなければなりませんから、強い子供を望みます。かつて三高(高身長、高学歴、高収入)と言われる男がもてた時代もありましたが、それは丈夫で、頭が良くて、かっこいい子供を残したいという女性の本能の反映でしょうか。

 ところが、男女平等が広く浸透しつつある現在、男と女の境界がなくなってきたように思われます。男の仕事であった電車の車掌、ダンプやバスの運転手のみならず、かつては決して女性の踏み込まなかった工事現場にも女性が進出するようになりました。そして、女性たちは自分が強くなった分、優しい男性を求めるようになったようです。逆に最近の男性は、結婚するときに、相手の収入を気にするとも言われています。つまり、家計は夫婦二人で支えるものと言う風潮が生れてきて、男だけで家計を支えるという時代は終わりを迎えつつあるようです。

 さて、一つの生命が誕生する過程では、精子は数億匹の競争相手の中のたった一匹が一つの卵子にたどり着きます。最近のある調査によると、男性の精子の数が4、50年前に比べ、半分になったといいます。また、近頃、結婚しない若者や、子供に恵まれない夫婦が増えているように感じます。このことは、精子の数が半分になったために、オトコらしさや性欲が半分になったというのはあながち間違ってはいないとは言えないでしょうか。そして、それは生物の生きる目的である生殖本能の衰えを感じさせます。

 その原因として、環境ホルモンの影響や、それに関係する食生活が考えられます。最近、カップラーメンやレトルト食品、或いはコンビニ弁当ばかりを食べている若者がいますが、それらに含まれる防腐剤は、一回に摂取するのがたとえ微量だとしても、知らぬ間に少しずつ体内に蓄積すれば、微生物とほぼ同等の大きさの精子は死んでしまいます。また、野菜無しの栄養の偏った食生活を続けていると、早晩健康を害することは間違いありません。不摂生な生活は、何れそのツケを払う時が必ず来ます。
 私が育った時代は、肉類や乳製品などのご馳走が少なく、どんなに質素な料理でも美味しく食べざるを得ませんでした。その習慣が身について今でも偏食をしないのです。それ故か、風邪をひいたり、花粉症に悩まされることもありません。私が、日頃健康でおれるのは、決まった時間に、野菜中心の食事をとり、常に腹八分目を心がけているからだと思っています。

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