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社長通信

第263号 草食系・肉食系

2010年01月号

 最近、草食系男子、肉食系女子という言葉が流行っています。草食系男子とは、異性をがつがつと求めない、優しくておとなしい若い男子のことを指す、新しい用語です。一方の肉食系女子とは、草食系男子の対義語として使われ、恋愛やセックスに積極的な若い女性のことを称していう言葉です。
 彼らのうち、30代後半の人々が高校や大学を卒業したのは、バブル崩壊後の1993年以降になります。彼らはバブル時代に裕福な学生生活を送ったために、卒業後はそのままリッチな生活が保証されるものと思っていたのでしょう。
 ところがバブルが弾け、卒業した時は就職氷河期となって、多くの人が希望の会社に入れませんでした。 そこで、彼らの多くは、いずれ景気が良くなって、希望する仕事が見つかるまではと考え、外国旅行をしたり、フリーターや派遣社員をしながら生活を続けていましたが、その後も景気は一向に良くならず、更に厳しい就職環境に置かれたわけです。さらに「失われた10年」と云われる日本だけの大不況が続いたのです。 
  
 そのような社会情勢のなかで、正規社員として雇用されなかったために安定した収入が得られないならば、未来への不安から恋愛や結婚に消極的になるのは当然だと思います。そして、こうした時代背景が晩婚化や非婚化といわれる社会問題に繋がっていると言って間違いはないと思います。
 このように、さまざまな理由から男性が女性を求めなくなったからと言って、生物としての女性が子孫を残したいという欲求がなくなることはありません。「肉食系」女子とは、生物の本能として子孫を残すことに積極的であるがゆえに目立つ女性たちではないかと思われます。
 
そもそも、女性が男性に魅力を感じるのは、風貌や地位、或いは収入だけではなくて、「頼れる」、即ち「強い」ところにあると、私は思います。つまり、女性は、産んだ子供が無事に一生を生き抜いていくことを願うのであって、そのためには子供が軟弱であっては困るわけです。ですから、女性が伴侶に求めるのは、本来、たくましい肉体と、家族を安全な方向へ導く決断力と実行力の備わったDNAを持ち、家族を養うための十分な収入を継続的に持ち帰ることができる働く力があることなのではないでしょうか。
 
ところが、性質的にも男性が女性に近づきつつあるなかで、さらに法的に男女雇用機会均等法や男女雇用平等法等の制定により、女性の地位が男性と同じになり、女性が男性に従属せねばならなかった最大の原因であった収入の差も、女性の社会的進出で消えつつあります。
 
そのようななかで、かつては珍しかった共働きも、いつの間にか当たり前になりました。共働きによって、家庭内の地位を決定する大きな要因である夫婦の収入の差が無くなると、妻が夫に従属しなくなります。そればかりか、今や共働きでなくても妻が財布を握り、夫は妻からお小遣いを貰うのが当たり前になっています。財務省の役人が威張っているのは、財務省が国の財布を握っているからです。家庭も同じで、主婦が財布を握っているから、夫は妻に頭が上がらないのです。
 しかし、男は女から頼りにされて発奮しない訳がありません。「パパありがとう。また頑張ってね。」と言われるだけで、いそいそと頑張るのが男の本能です。
 
女が男を駄目にする言葉を吐くときは、大概は男を尊敬できなくなった時です。妻がこの男とは未来を共有できないと感じた時、最悪は離婚と言うことになります。
熟年離婚はその典型で、子育てから解放されてほっとするのも束の間、夫が子供と入れ替わっただけで、何もしない、何も出来ない濡れ落ち葉になると、妻にとっては、うっとうしいだけの存在と化し、このまま後20年も30年も我慢するのは耐えられない、今のうちに別れたほうが得という打算がはたらきます。
 
男が女に突きつけるのが三行半ですが、それも今や死語となり、妻主導の離婚が目立ちます。
 男にとって初老の離婚は惨めです。そのようなことにならないように、夫妻はお互いに尊敬しあい、慈しみ、毎日の生活が感動と感謝に満ちたものになれば、きっと楽しく、幸せな人生が送れると確信しています。

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