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社長通信

第272号 挨拶

2010年11月号

 先日、朝の散歩の途中で、小学生低学年と思しき子供に、笑顔で「おはよう」と声を掛けたのですが、彼は私の顔を見ただけで、何も言わずに行ってしまいました。また、当社の入っているビルには私設保育園がありますが、或る時、保母さんに連れられた15人ほどの園児たちが、1階の階段のあたりにいたことがありました。その時、私は園児たちに「おはよう」と声を掛けたら、おはようと可愛く答えてきました。すると保母さんが「よそ見(おじさんへの挨拶のことらしい)なんかしてないで早く上がりなさい」と彼らを急かせたのには驚きました。
 子供が誘拐されないように、知らない人が話しかけてきても無視するように教育しているようですが、一握りの異常者の犯罪から子供を守るために、「お互いに挨拶をする」という習慣が消えつつあります。知らない大人はみんな誘拐犯人かも知れないと、子供の脳にインプットしたら知っている人たちにしか関心を示さない、偏執な大人に育ってしまうのではないかと、危惧するのは私だけでしょうか。
 
 社会に出れば嫌でも大勢の人間関係の中でコミュニケーションを図りながら、仕事をしなければならないのです。コミュニケーションの始まりは挨拶からです。挨拶は、子供のときから自然に出来るように躾けるべきです。朝、目覚めて家族に会ったならば、まず「おはようございます」「おはよう」という挨拶から一日をスタートさせなければなりません。家庭でなすべき大切な躾は「挨拶」と「敬語」です。戦後生まれの夫婦に多く見られるのは、妻が夫に対して敬語を使わずに友達言葉を使うことです。これは、夫婦のどちらが偉いということではなく、一家の大黒柱としての夫に対して、敬語を使わなければ、夫の、男としての威厳はなくなるし、それを見ている子供が父親を尊敬しなくなってしまいます。男とは、尊敬され頼りにされればやる気を起こす動物なのです。
 
 ところで、当社は11月11日に第45期上半期の決算発表を行いました。墓石業界に入って30年になりますが、今期の上半期ほど苦しんだことはありません。お墓や納骨堂は永続性が一番大事なので、寺院などの非営利法人にしか経営許可が出ないのは分かりますが、墓石業者による墓地販売が終わると、当初と異なる使用規則に変えるお寺があります。ところが購入者は高額なお墓を作り、お骨を担保に取られているので、言われるままに従うしかありません。このようなお寺が昨今の寺院離れの一因でもあります。
 墓地の需要は、団塊世代が高齢化するに従い、増加の一途を辿っています。その需要に見合うだけの公営霊園の供給は残念ながらありません。行政は墓地供給を民間(寺院等)に委ねているとしか思えません。ところが市や区は条例を作って、自分の市区に墓地・納骨堂を造りづらくする規制を次々にかけています。当社は過去1年間、新規に開発した霊園や納骨堂(所謂新商品)が無く、上半期は予算未達となり赤字決算を余儀なくされました。このことが想定できなかった責任は、ただただ社長にあると強く感じ、前月より社長30%、副社長20%、専務10%の給与カットを、売上げの10%以上の営業利益がでるまで続けることにしました。
 
 ただ、6月に完成したラステル久保山の家族葬は毎月順調に伸びており、遠からず愛彩花葬を凌ぐ当社成長の柱になることでしょう。また、もうすぐ大型霊園の販売が始まるので、記念すべき45期は絶対黒字決算にしなければなりません。また自宅感覚で家族葬が出来る大型住宅(4LDK、90坪)を練馬と横浜で今月から着工、さらに来期には数百区画単位の都市型霊園3箇所の募集代行を予定していますので、墓地の新商品がなく苦しいのは今期限りです。それでも、利は元にありです。コスト削減に更なる努力をお願いします。
 
 当社は来月22日に創立45周年を迎えます。高齢社会は多死社会。お墓や葬儀の需要は今後20年間増え続けますが、単価の下落は確実です。当社はその価格に対応した商品やサービスを開発し提供する戦略を立てました。私は今の計画が軌道に乗るまでアグレッシブに活躍する覚悟ですので、社員の皆さんも健康に留意しながら、全力疾走してください。

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