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社長通信

第291号 ポリシー

2012年06月号

 先日、当社の証券代行をお願いしている某信託銀行主催の株主総会議長セミナーに参加してきました。今回のセミナーの話は、議長として、総会の進め方や注意すべきことについてでしたが、驚いたことにその内容は、昔から当社がやっていることとほとんど同じでした。

 私は上場後の第一回目の株主総会の前に、総会の議長は何をするのかを見るために、ある会社の総会に一株主として参加したことがあります。
会場に入ると椅子が大教室のように並んでいて、前列2列くらいは紺のスーツを着た人達ばかり。議長は早口で原稿を読むので、粛々と議事が進み、決議に入ると、前2列に並んだ人たちが寸暇なく「異議なし」と吠え、大過なく30分ほどで終わりました。
 その後、総会に参加していたスーツの人たちは社員株主ということがわかりました(因みに当社では社員持株会の会長しか参加しません)。
 こんな総会ならやらない方がましとは言え、上場企業が総会をしない訳にはいきません。例え総会中に地震が起こって逃げ出す人がいても、或いは、総会前日に地震が起こって会場が壊れたとしても、総会の開会を宣言し、決議だけはしなければ法律違反になるということを学んだ総会でした。
 これまで私は、折角多忙な時間を割いて来てくださる株主さんに満足して帰って貰うにはどうすれば良いかを考えて総会を運営してきました。
 総会の目的の一つとして、株主さんにはぜひ当社のファンとなっていただきたい、その為には、まず株主さん同士も顔が見えるほうが良いと考え、会議テーブルのように「口」の形に机を並べ、一辺を役員席にしました。また、本音で応答するために、一度として想定問答集を作ったことはありません。勿論リハーサルもしません。どんな質問にも答える自信があったからですが、万が一答えに窮しても、真摯に答えれば納得してもらえるだろうというのが、私の考えです。
 さて、私はアントレプレナー(起業家)として、常に消費者はいま何を求めているかを考え続けながら、十数種の事業を手がけてきました。それでも、決断するまでは、今でも迷いに迷います。事業目的が決まると、それを成功させるための方法や手段を考えます。どんな事業もお客さまあって成り立つものです。すでに顧客を抱えている代理店を通せばいい、と言う考え方もあると思いますが、消費者、即ち生活者の顔が直接見えないビジネスは、私には向きません。
 当社が12年前に始めた愛彩花葬は、祭壇が使い廻しの白木祭壇より、生花で飾る祭壇が喜ばれるだろうという考えからです。また、葬儀の料金は終わってみないと分からないのが慣例でした。これまでの葬儀屋は、自分たちの業界は特殊だからと、勝手に自己差別して、だから料金が高くて当たり前だと言います。消費者目線に立てば、これほど消費者を馬鹿にした業界はないと怒りも覚えました。当社が生花祭壇葬と価格の明瞭化を錦の御旗にして参入して以来、首都圏の葬儀は7割以上が生花祭壇を使うようになり、価格も大幅に安くなったのはご存知の通りです。
 次に葬儀は、社会の核家族化により、家族だけで送りたい、会葬者の多いことに見栄を張る葬儀は減るだろう、地味婚世代が喪主を務めると葬儀も質素になるだろうと考えました。そんな地味葬に対応したのが、2年前の6月に開業した家族葬の館ラステル久保山であり、今月にオープンした2店舗目のラステル新横浜なのです。あらゆる商品やサービスのマーケットが縮んで行く中、葬儀市場だけは増え続けます。最近は、新規参入業者、中でもインターネットだけで集客している葬儀業者は価格だけで勝負してきます。その中で、価格も、サービスも、施設もGOOD!と言われる葬儀を提供するには如何にすれば良いのかを解決したのが、ラステルです。
 この様に、新規事業を始める時、消費者のニーズに応えるには何をすれば良いかを常に考え、旧態依然とした業界と同じことをしないのが、社長即ちニチリョクのポリシーなのです。

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