トップページ社長通信第300号 第300号 

社長通信

第300号 第300号 

2013年03月号

 以石伝心を毎月発行して、300号になりました。実に25年、四半世紀も続けてきたことになります。飽きっぽい私が、47歳の時からこれだけ長い間続けられたのは、こんな拙文を「毎月楽しみに読んでいるよ!」という、極々、少数のファン(読者?)のお陰です。継続は力なりと言いますが、昭和の時代から続けている訳ですから、300号を以って筆を置こうかと考えています。機械科出身だからと言い訳はしませんが、文学の一かけらもかじったことのない私が、何に困るかといえば、バックナンバーが当社のホームページに全て残っていることです。私のポリシーが、もしブレでもすれば直ぐ分かりますし、同じテーマで書くことも憚られます。従って、毎月ネタに苦しんできました。
 
 いずれにしても、この社長通信を書き始めた理由は、墓石業に参入後、工場、支店、そして霊園事務所が次々と誕生する中で、私の声が隅々まで届きにくくなりつつある中で、それを直接届けるには手紙が良かろうとの考えからです。何時の頃からか、株主様にも私の考えを届けたくて、お送りするようになりました。ただ、上場後はインサイダーに抵触の恐れもあり、余り会社の状況を書くことができなくなってしまいました。自縄自縛とはよく言ったもので、一度始めたことを途中で止めれば、寺村もいよいよくたばったかと言われるのも悔しくて、止めるに止められないで300号になった訳です。
 この以石伝心の他に、当社の愛彩花会報にも年間4本、更に大学OB会のエッセイ倶楽部への出稿が年間6本、一年に計22本も書いているので、ネタに苦しむのは当たり前なのです。多い月は3本が重なる月もあり、毎回異なるテーマで書いていますから、テーマ探しに胃が痛くなります。それでも、締め切りまでに書き終えるのは、約束を守ること─当社、即ち私のポリシーだからです。

 さて、私たち夫婦は去る3月8日に金婚式を迎えました。結婚して丸50年――半世紀が過ぎたのです。この間、私は瞬間湯沸かし器よろしく、怒鳴る・怒るは日常茶飯事でした。家内は、「世界中で、私以外に貴方に付いていくことのできる女性は絶対にいない」と言い切りました。私も、彼女が良くぞ50年も我慢してついて来てくれたと、内心では感謝しているのですが、素直に口に出せないのが私の欠点です。
 私たちは、結婚して5年間に3人の子供をもうけました。亭主が暴君でも、女手一つでの子育ては、とても考えられない時代でしたから、子供を連れて実家に戻ろうなどとは夢想だにしなかったのでしょう。更に50年前は、未だ男尊女卑の風潮が残っていた時代で、その上、私は亭主関白でしたから、「男ってこういう者」との彼女の誤解と諦観もあって、何時の間にか半世紀が経ってしまったのではないでしょうか。
 夫婦は似るといいますが、二人とも一瞬たりともじっとしていません。ところが家内は、「貴方と結婚していなければ、平穏で落ち着いた人生を送れたのに」とも言うようになりました。
 いずれにしても、「継続は力なり」と言いますが、同じ事を続けることが継続と勘違いしている輩が時々います。明日は今日の続きではないのです。福島原発処理や津波被災地の復興など、一瞬たりとも停滞が許されないにも関わらず、許認可権を持つ官僚は、法律や前例を持ち出して、現地の希望をことごとく拒否し、被災者の再起の足を引っ張っています。ただ、現地の住民も、高台に移転すること、または被災した同じ土地を嵩上げすること等に意見が分かれ、復興の行く末が決まらないのが実情です。
 私が考えるに、一棟辺り500軒以上の高層マンションを必要数建て、3~4階までは、工場・幼稚園・学校・商店街・集会場等にし、自家発電装置を備えれば、津波が来てもエレベーターで上層階に避難できるので、インフラも安くて済むと思うのです。また、未だ瓦礫の処理が半分にも達していないとのことですが、現地に焼却炉を多数作れば、高い運賃をかけて日本中の自治体に頼まなくとも、安く焼却できるようにも思います。
 このように考えてみるに、今こそ、日本、否世界が100年に一度の改革期の渦中にある気がします。時代が大きく変わりつつある時、その変化をチャンスと捉え、果敢に挑戦する社員こそが当社の求める社員像です。今日も昨日と同じことをしていればミスしないとする保身主義こそ、最大のリスクと心得なければならない時代なのです。

会社情報
お問い合わせは、フリーダイヤル0120-300-100 資料請求・お問い合わせ
ページの先頭へ