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社長通信

第306号 イタリア 

2013年09月号

 今年のお盆休みは、以前からベニス(ベネツィア)に行きたかったので、7泊9日のイタリアツアーに参加しました。往路は、JALのチャーター直行便で、12時間かけてベニスに到着。そこから、ベローナ、ミラノ、ピサ、フィレンツエ、シエナ、ローマ、ナポリ、ポンペイ、アマルフィ、カプリと南下し、ナポリ空港から一路成田に戻りました。
 毎朝7時半には出発し、夕食を食べて、ホテルの部屋に入るのは早くて午後9時でした。毎日、観光地や遺跡巡りで、多い日は1万5千歩も歩き、ホテルへ戻るやいなや風呂へ直行し、そのままバタンキューです。毎日が移動ですから、モーニングコールは朝の6時。急いでスーツケースを部屋の外に出し、レストランで朝食を掻き込み、トイレを済ませ、バスに乗り込むのですから、時計と睨めっこの気忙しい毎日でした。
ところで、私が、それほどまでにベニスにこだわった理由は次の通りです。私が33歳の時、浅草橋に髙橋信次と言う占い師(預言師?)がいて、その事務所に私の大学時代の友人が勤めていたのですが、その友人から、髙橋先生は人の守護霊を一瞬にして言い当てるので、高名な政治家を始めとして、有名人のファンがいっぱいいるといいます。「一度、遊びにおいでよ」と言うので、浅草寺に参拝の序でに、元専務の江川と共に冷やかし半分で行ったことがありました。
 髙橋さんは40歳半ばと思しき年齢でしたが、私の顔を見て、あなたの守護霊(背後霊)は、ベニスの商人でラボールと言う人ですとご託宣。私は日本人なのに何故先祖がイタリア人なのか変に思ったのですが、代金(見料)は無料だったので、質問せずに帰宅したという事がありました。
 当時、髙橋さんは、自分は48歳で死ぬと予言していて、予言通りの年齢で病気になり、亡くなったそうです。霊能力、霊視力というか、1000年も昔のイタリア人の霊が私に宿っていると言うのも眉唾な話ですが、人の名前を直ぐ忘れる私が、40年を経た今もラボールだけは頭の隅にあって忘れないのです。
 さて、ベニスに着いて直ぐに現地のイタリア人ガイドに、ラボールはポピュラーな名前なのかと聞いたところ、そんな名前は聞いたことが無いと言われ、「やっぱり」と納得しました。幸福の科学教祖の大川隆法総裁は、髙橋信次さんのところで働いていたとも聞いています。私がもし髙橋さんの霊力を信じていたら、宗教の世界に入っていたかも知れません。因みに友人は、その後実家の高野山真言宗寺院の住職を継ぎました。
 さて、イタリアでは、国、都市、職業ごとに、それぞれゆかりのある聖人がいると言います。イタリア国は聖フランチェスコ、ベニス市は聖マルコが守護聖人と云われます。ローマの真ん中にバチカン市国と言う小さな独立国があるのはご存じと思います。カソリック教徒が9割以上占めるイタリアは、全てカソリックの教えに従って、動いているようです。
 8月15日はナポリにいましたが、この日は聖母マリアの被昇天(昇天はイエス・キリストだけ)の日とのことで、国の祝日になっていて、殆どのお店がお休みでした。日曜日や祝日、および午後8時以降に働くことは禁止されていて、営業するには許可が必要と言います。事実、唯一開いていたのは、日本人相手の三越デパートとレストランと居酒屋らしき店のみでした。
 日曜日は、安息日ということで、原則として働くことのできない日ですから、旅行者にとっては、買い物が出来なくて困ります。この規則の故なのか、日本では1年中、遅くまでオープンしているコンビニが何処にもありません。また、日本の歓楽街に見られるカラオケ、パチンコ、クラブ、キャバレーの類も見ることがありませんでした。人生は楽しむものと言うのがイタリア人ですが、働かないイタリア人にパチンコなどさせたらどうなるか、為政者が判っていて、遊技場がないのでしょうか。
しかし、交差点の真ん中で5人の警官がタバコを吸いながらおしゃべりに夢中だったりします。堂々とサボっているのですから、働き過ぎで朝起きられないと言うことも無いと思いますが、時間にはルーズな国民性なのか、現地ガイドが約束の時間に遅れてくることもありました。また、我々が乗っているバスの運転手が、ツアー途中で、規定の労働時間になったということで、運転していたバスもろとも、別の運転手と交代したのには驚きました。
ただ、感心したのは、滞在8日間に一度も交通事故を見なかったことです。また、若いウエイターが、還暦過ぎの日本女性に、アイラブユーといってホッペにキスをするサービス精神旺盛なところも見ました。
イタリアの経済は疲弊し、最悪の状態ですが、どうやら、庶民は楽しくのんびりと暮らしているようでした。

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