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社長通信

第314号 生き甲斐

2014年05月号

 人は、何を生き甲斐とし、何を目的に生きているかと言えば、「健康であること・家族が幸せであること・仕事をすること」ではなかろうかと思います。
 シンガポールは、親子が5年以上住めば、相続税・贈与税が掛からないと言います。そのため、若くして十億円以上の億万長者になった働き盛りの日本人が、税金逃れのために、家族でシンガポールに移住すると言う話を、よく聞きます。
 シンガポールは人口540万人の都市国家で、言葉は英語が主流で、中国系住民が8割近くを占めています。そんな中で、仕事もせずに、ただ税金逃れの為だけに、5年間を無為に過ごすことは、地獄の苦しみだそうです。つまり、日々の生活の目的が、時が過ぎていくのを待つことだけとなれば、働き盛りの人間にとっては、死ぬほど辛いことではないでしょうか。
 私の知り合いにITビジネス(テレビ電話システム)で上場した若者がいます。彼の会社は、シンガポールに拠点を置き、世界各地から優秀なスタッフを集め、破竹の勢いで伸びています。彼がシンガポールを選んだ理由は、そこにハブ空港があり、世界を相手に営業しやすいことと、移住しやすく世界中から優秀なスタッフ(SE)を集め易いからです。
彼のように、仕事を目的に移住した人は、シンガポールのメリットを存分に享受しています。ただ、当社の元スタッフだった彼の奥さんは、英語もそれほど堪能では無く、友だちのいない地でどうしていることやらと心配しています。しかし、子供も連れて家族で移住したそうなので、女性・子供の順応性からすれば、既に彼の地に馴染んでいることでしょう。シンガポールに生きる日本人を見てみると、「仕事」こそが、人間の生き甲斐にとって、とても大事なものであることに気づかされます。
 ちなみに、シンガポールは、東京23区程度の面積で、そこに東京の半分近くの人口があるのですから、ご多分に漏れずお墓が足りないようです。先だって、シンガポール市役所の幹部職員9名が両国陵苑の見学に来ましたが、墓地を平面で広げることに限界のある都市において、お墓を縦に積み上げることによって(ビル化)、数千基を収容できる堂内陵墓が普及するのは、至極自然な流れだろうと思います。
さて、私は34歳のときから、毎年2回人間ドックに入っています。このドックは会員制で、当時で入会金20万円だったと思いますが、朝8時半にスタートした場合、身体のあらゆる検査をし、そのデータに基づく医師の面談が終わるのが12時前です。これは所謂、半日ドックと言われるものです。
 来月の検査で、80回目となりますが、私の身体のデータは、40年分が記録されています。特に、血圧・肥満度・肝機能・コレステロールについては、基準範囲から外れていると言うことで、かなり以前からクスリを処方してもらっていました。そのような中で、最近、日本人間ドック学会が健康診断のための新しい基準値を発表しました。その基準に照らすと、私の過去のデータは全てセーフ。例えば、血圧が一時142となり、それ以来、降圧剤を処方され続けています。現在の血圧は、上(収縮期)が121、下(拡張期)が65。新しい基準値は上が88~147、下が51~94の範囲となり、オールセーフ(従来は上が130未満、下が85未満)。今回の新しい基準値に照らすと、その他もオールセーフです。
 この新しい基準値は、150万人のドック受診者のデータを分析して、決めたそうです。当然のことながら、医師会はこの基準値に猛反対しているようです。なぜならば、この基準値が採用されれば、数千万人もの高血圧やメタボ患者が、一気に減ることになるからです。私も、これまでは、4つの病気を抱えていたことになりますが、この基準で判断する限り、何の異常もないことになります。私個人としては、毎月、医療費の3割負担で数千円支払っていたのがゼロになる訳ですが、それが数千万人となれば、薬局や製薬会社の減収は大変な額となってしまいます。それよりも、クスリは身体にとって異物ですから、これが、どれだけ私の身体にダメージを与えてきたのかを考えるとゾッとします。
 私の友達で、奥さんの実家が薬屋と言う男がいます。彼は、義父からクスリは飲むなと忠告されているそうです。また、1年ほど前、大きな製薬会社に勤めていた男性の葬儀を施行させていただいたことがありますが、その娘さん曰く、父は薬や病院が嫌いで、少々悪くても医者に行きません。その父が、体の調子が余りにも悪くなって入院させたところ末期がんの診断。1週間後、苦しむことも無く、亡くなられたそうです。まさに、PPK(ピンピンコロリ)を地で行く見事な最期だったと思われます。そして、彼は、長らく「健康」であって、「家族」との幸せな生活のなかで、亡くなられたのですから、幸福な人生であったとも言えるのではないでしょうか。
 いずれにしても、「健康」「家族」「仕事」は、私たちの幸せのもっとも根源的なものであると思います。

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