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社長通信

第316号 生産年齢

2014年07月号

 0歳から14歳までを年少人口、15歳から64歳までを生産年齢人口、65歳以上を老年人口と言います。これらの構成比率を比べることによって、その国の活力を知ることができます。我が国の生産年齢人口比率は約60%、老年のそれは約25%になります。
 しかし、この数字はもう少し考えて見た方がよいようです。15歳というのは高校入学年齢ですが、我が国は高校進学率が97%と言われます。健康に問題があるなど、特別な事情がない限り、ほぼ百%が高校へ進学するので、17歳までは生産人口とは言えません。また二人に一人以上が大学へ進学し、五人に一人が専門学校に行き、大学院の進学率も理系に於いては50%以上と言われています。高卒の就職者率は17%を割っているので、生産に携わる「生産年齢」は、実態は二十歳以上と考えた方が現実的です。
 その生産年齢人口は、深刻なことに、毎年70万人以上減少しています。即ち、65歳になり高齢者と言われる老年人口に入る人数と、15歳になって生産年齢に入りする人数の差が70万人と言うことになります。
 その生産年齢世代を分類してみると、青年期、壮年期、中年期と分けることができますが、私が青春を謳歌していた頃、私のイメージでは、青年は18~29歳くらいまで、壮年は30~40歳初めまで、中年は40半ば~55歳半ばまででした。従って、結婚年齢も女性が24歳くらい、男性が27歳位でした。
しかしながら、男女とも高学歴化に伴って、社会人となる年齢が高くなるに従い、当時と比べて、4~5歳晩婚化したようです。最近では、青年(青春期)は35歳くらいまで、壮年(血気盛んな働き盛り)は50歳くらいまで、中年は65歳くらいまででしょうか。
因みに、福島のこころネットの会長は21歳、私とお仏壇のはせがわのオーナーは22歳、全優石会長は23歳で結婚し、それぞれ金婚式を終えていますが、夫婦仲は皆良いようです。この4人は10年近く前から、「昭和15年生れ石材オーナー会」と称して、年二回会食していますが、今も元気そのものです。
 さて、1956年(私の高校時代)に、石川達三原作、吉村公三郎監督の「48歳の抵抗」と言う映画がありました。当時50歳は初老と言われ、その初老を二年後に控えた男が、19歳のホステスに惚れ、倫理観と欲望のはざまで苦しむと言う筋書きです。高校生だった私は、主人公が48歳にもなって、まだ女に狂っているのか!と訝しく思ったものです。
ところが、五十数年後の現在、日本人の精神年齢や肉体年齢は、一廻り以上若くなったようです。還暦を過ぎた友だちに、生後数か月の子供がいたり、当社にも四十九歳で子供を作ったり、今月初め身近な社員が、五十歳にして結婚式を挙げたりと、中年になりながらも、いわゆる青春を続けている元気な人たちが増えています。どうやら、「不惑」の歳は50歳に後退したようです。
 最近、私のところに相手を紹介して欲しいという独身女性からの依頼が時々あります。どうやら、彼女たちも、五十路に近付くと、一人でいることの寂しさ、心細さを感じるようです。ところが、男は幾つになっても、自分のDNAを残したいと言う、生物本来の本能があるようで、子供を安心して産める年齢の女性を希望する人が多いのです。そこにマッチングの難しさがあります。
 先月初め、興安寺さん主催、当社協賛で、親御さん20組を集め、代理婚活(親同士のお見合い会)を行いました。男女とも対象となった方の年齢は、ほとんどが30歳から45歳です。気に入ったお相手が見つかると、我が子のプロフィールを交換します。次は、1か月後の6月末に、子供さん同伴でお会いしましょうと言うことで、気に入った相手がいた13組の親御さんから参加申し込みがありました。
ところが、それぞれ自宅に帰って子供さんにお話しされたところ、子供さんたちはほぼブーイングだったそうです。理由は、親が選んできた相手は嫌だということのようでした。それでも、2組ほどメールの交換などしてお付き合いが始まったようですが、上手くいけばいいなあと思っています。
いずれにしても、日本はいずれ五人に二人が高齢者、そして半分が単身世帯となる時代が来ると言われます。また、男は四人に一人、女性は五人に一人が生涯独身となるようです。結婚は、世の中のこと、異性のことが良く分かる年齢になると、躊躇し難しくなります。私たちが22歳で結婚できたのは、感性だけで相手を選んだからです。結婚はある程度の勢いが必要なのかもしれません。

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