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社長通信

第320号 投資家

2014年11月号

 当社の発行済株式数は 1,300万株、単位株にして13,000。こんな小さな株式数なのに、株主数は、今年3月末で1,882人、同9月末で2,021人と、半年で140人近く増えています。
 この株主数の増加の理由は、48年前の会社設立より、株主様を大事にする方針を貫いてきたことにもあると思います。
 当社が、墓石の事業を始めるようになって、立ちはだかった大きな壁は大量の開発資金でした。墓地や納骨堂は、永続性を担保するため、その事業主体は、民間の場合、宗教法人や財団法人(現在は公益財団法人)にしか認められません。当社は、そのような法人に対して資金等の協力をし、販売権を得て利益をあげますが、完成した墓地や納骨堂は、当然のことながら、経営主体の法人所有となりますので、当社の担保になりません。そこで、資金は増資に頼らざるを得なかったわけです。私を例にとると、自分の収入から生活費等を差し引いた残りしか増資には応じられません。自ずと、友人・知人・顧客に投資を依頼して増資を続け、上場前には100人を超える株主数になっていました。
 このような、我が社を支えてくれている方のために、年に1回の株主総会も38年前より欠かさず開催し、しっかりと事業報告をしてきました。
 そして、配当のほかに、感謝の気持ちとして、年末とお盆にちょっとしたお品をお届けし、それを上場後も続けています。この贈答品が楽しみで株を買ってくれる投資家も、いつの間にか、かなりの人数おられるようになりました。この贈答品は、株主の皆様に喜んでいただいているため、今さらやめられなくなってしまいました。そのお品も、年末は辛子明太子、夏は梅干と、ほぼ決まっていますが、「美味しかった」とのお手紙を頂くことも多く、今更、他の商品に変える勇気がありません。いずれにしても、大株主さんも単位株主さんも、ニチリョクの大事なファンとして末永くご支援いただくために、この「株主優待」はこれからも続けなければならないようです。
 当社は、マンションのデベロッパーと同じで、墓地なり納骨堂を造らないと売る商品が無くなります。しかし、経営主体である寺院との話し合いや、経営許可を得るための近隣同意等、計画から販売開始に墓地では1年から3年、納骨堂は2年から4年かかります。現在の予定では、来期になって販売可能見込みな墓地が3か所、納骨堂に至っては2~3か所が、2年後の創立50周年に間に合うかどうかという状況です。これほどの長い時間がかかる仕事を、関西人特有の「イラチイ」(気が短いこと、苛つくこと)の典型である私が、よく続けているものだと我ながら感心します。
 ところで、今期上半期は、商品の端境期と消費税増税の反動で、墓石の売り上げが大幅に落ちこみましたが、通期では恰好を付けられる見込みです。来期は従来の事業に、新設の霊園が加わりますので、今期の様なぶざまな決算にはならない様、営業の諸君は褌を締めなおして頑張ってほしいと思います。
 景気というものは消費者の「気分」で変わります。4月の消費税増税により物価は3%以上も上がったのに、庶民の実質収入は下がっているので、気分は不景気のままです。来月、消費税を10%にするかしないかを総理が決めますが、こんなデフレの時代に増税などもってのほかです。一時期、内需で成長と言っていましたが、内需を増やすのは庶民の懐を温かくしてからにしないと、財政破綻の前に庶民が破綻してしまいます。
 また、輸出関連企業は大幅な増益となっていますが、これは経営努力ではなく円安のための外国為替の差益によるものです。1年前に1ドル100円であったものが、勝手に15円アップの115円(11月6日現在)なっているのですから、おかしな仕組みです。一方、輸入する時は、1ドルあたり15円も高く仕入れるようなものですから、たまりません。このように外国の通貨を売ったり買ったりするのを為替取引と言いますが、通貨の価値が急激に大きく変動する場合、当然、メリット(儲かる人)・デメリット(損する人)の双方が大きくなります。輸入に頼る日本の消費者はデメリットの方が多い気がします。
 一方、当社の株は大きく下げても5円位。直ぐ買う人があらわれて、元の株価に戻ってくれます。これが、株主数が増え続けるもう一つの理由です。
 これからも、きちんとした業績をあげ、ニチリョクのファンをどんどん増やして行きたいと思っています。

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