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社長通信

第335号 細胞

2016年02月号

先月21日(木曜日)夕刻、冬だから大丈夫だろうと生ガキを3個食べました。丸2日間何とも無かったのですが、48時間後の土曜日の夕方から下痢が始まりました。カキを食べたのは一昨日だから、それの食あたりとは考え辛く、すぐ直るだろう程度に考えて、下痢止めの薬も飲みませんでした。ところが、1時間置きの下痢のうえに、更に2時間後には嘔吐も数回あったのです。土曜日の夜なので、医者に行くことも出来ません。この症状をインターネットで検索すると、ノロウイルスの症状にぴったり合致。感染後発症するまで2日から4日とあったので、間違いなく生ガキのウイルスにやられたと思いました。どんなウイルス性感染症も効く薬はないとのことで、ひたすらトイレに駆け込む状態が36時間続きました。日曜日の夜は全治した状態になり、食事も普通に食べました。
金曜日の夜から、月曜日の朝まで3度の食事は家内と一緒に食べ、食べるものが同じなので、ノロウイルスにやられたのは私だけと思っていましたが、月曜日の朝から家内の嘔吐が始まったのです。家内との距離は食卓を挟んだ時でも1メートル以上あります。それでも私のウイルスが何らかの方法で、家内の体内に侵入したに違いありません。嘔吐は3日ほど続き、都合5日間ほど寝込んでいました。
今まで、風邪もひいたことが無い夫婦なのに、そもそもウイルスって何だろうと調べ始めました。病気の元はバイキンの知識しかなかったのですが、病気の元は、大きく分けると「細菌」によるものと「ウイルス」によるものの2種類があります。大きさは細菌が1ミリの1000分の1程度、ウイルスはそのまた1000分の1程度の大きさだと言うことです。ウイルスは軽く小さいので空中を浮遊し、次々と感染させます。皮膚感染もあり、便座から感染することもあります。
細菌とウイルスの大きな違いは、細菌は一つの細胞(単細胞)を持っていて自己増殖する微生物。片やウイルスは、小さいので人間等生きている生物の細胞に入り込み子孫を残していきます。細胞に入り込むこと、即ち増殖が局限化すると細胞は死滅します。次々と色々な細胞(宿主)に侵入して、遺伝子を伝えていくことが種の保存に繋がります。それがインフルエンザやノロウイルス、等、細胞が宿主のために治療薬のない病気なのです。昨年インフルエンザが流行する前に、当社の社員は全員ワクチンを接種しました。ワクチンは無毒化したウイルスを体内に注射し免疫力を高め、感染した時、急激な増殖を抑える効果があります。インフルエンザウイルスにはいろいろな種類があって、想定外のウイルスが出てくると効果が無いことになります。
ウイルスの特効薬は免疫力に尽きるようです。人間に限らず生物の身体はウイルスの宿主である細胞が集まって出来ています。人間の場合凡そ60兆個の細胞からできていると言われます。その細胞の中でよく耳にするT細胞やNK細胞は、キラーT細胞やナチュラルキラー細胞と言って、体内を絶えずパトロールし、ウイルスに感染した細胞や、ガン細胞を見つけ、その細胞を攻撃し排除します。
ES細胞やiPS細胞はこの数年頻繁に耳にする細胞です。ESは受精卵から作るので胚性幹細胞と言い、倫理上の問題が指摘されています。それに引き替え、京都大学の山中教授が開発したiPS細胞は人工多能性幹細胞と言われ、患者の皮膚や臓器などの細胞から作るため、再生医療に大きな期待が寄せられています。一方、小保方女史が作成したとされるSTAP細胞の再現実験が成功せず、今のところ小保方女史はインチキ扱いされていますが、彼女は「STAP細胞はあります」の言葉を撤回していません。事実であるなら何れ世界の誰かが再現するであろうと思います。STAP研究チームには共同研究者、論文執筆者として一流の学者が数人、また作成にあたり何人かの助手がいたと思うのですが、誰一人コメントしていません。彼女を指導したと言われる学者たちは、どうして彼女のインチキを見つけられなかったのでしょうか。彼女に博士号を授与した早稲田大学は博士号を剥奪しましたが、審査し授与した学者こそ責められるべきだと思いますが、責任を取ったとは聞いておりません。
身体の中には善玉菌と悪玉菌、それに優勢な方になびく日和見菌があり、病気が発症するのは、免疫力が落ちると日和見菌が悪玉菌に変化するからと言われます。人間の世界にも悪人も善人もいますが、大多数の人は日和見です。小保方氏を持ち上げて自分の業績にしようとした学者たちは、掌を返すように論文を取り下げ、日和見をかこっています。一番の悪は彼女の業績を我がものにしようとしたその上司である気がします。

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