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社長通信

第342号 女性上位

2016年09月号

東京都知事に小池百合子さんがなった。彼女は私の嫌いなタイプである。それでも都知事の選挙期間中、決断力と実行力のある彼女に魅力を感じていた。従って投票日まで誰に投票するか決めかねていた。鳥越さんはピントはずれなことを言うし、高齢すぎる。増田さんは迫力がなくイマイチ魅力に欠ける。その他の候補はテレビが取り上げないので良くわからない。消去法で小池が残った。仕方なく投票用紙に小池百合子と書いた。選挙で当選するのは、知名度と好感度が一等大事であること、政策は二の次であることが良くわかった。なぜ彼女を嫌いなひとが多いのだろう。私だけでなく、都議会自民党の殆どの議員は彼女を嫌いなようだ。簡単に言えば議員の意見を無視して、知事に立候補するなど生意気だからである。小泉政権の郵政解散選挙の時、東京10区(豊島・練馬)の自民党議員小林興起が郵政民営化反対を唱えた。小泉は小池を刺客として10区に送り込み、小林は彼女によって政治生命を絶たれてしまった。
今になって思えば、郵政民営化のせいで、日本郵政に積みあがった国民の貯金も保険金も、米国のファンドにドンドン持って行かれている。年金積立金も株式投資で損をしても、役人が腹を切る訳でなし、その金はほぼ全て米国ファンドに持って行かれているのである。         
 彼女が都知事になって、男の知事では不可能な決断をした。築地市場の移転の延期である。15年前から進めてきた豊洲新市場への引っ越し計画が、漸く2か月先(11月7日)となったのに延期したのである。理由は水質の安全性を確認してからとしているが、これは建設を始める前に検査し土壌改良をした筈。真の延期理由は建設予算が当初の3倍近くにも増えた理由を明らかにすることかと思う。ただ、延期によってごね得や賄賂とは関係のない業者がどれだけの損害を被ることだろうか。新市場に大きな夢を持って移転する業者もいれば、新規投資が出来なくて廃業を決意した業者も少なくない。延期によりどれだけの業者が倒産したり、廃業に置い込まれることだろう。ビジネスを知らない新知事の決断により、天文学的な損害が発生するに違いない。     
 女性のトップは一度決めたことは意地でもやり通すことが多い。自民党議員に根回しすることなく知事選挙に出馬をするわ、当選すれば、5000億円以上を費やして、やっと完成に漕ぎ着けた豊洲市場の建設関係者の苦労に思い至ることなく、勝手に移転延期を決めるなど個人プレーが酷過ぎる。こういうことが男の世界である都議会自民党に嫌われた第一の理由だろう。今後、男の嫉妬を受け、孤軍奮闘せざるを得ず、議会運営が大変だろうと思われます。  彼女は独身なのでわからないと思うが、夫婦であることの有難さは、普段は喧嘩をしながらも、何かの時支えてくれるツレがいると言うことです。私の周りには独身の中高年がいっぱいいます。彼らは足腰が弱くなった時、誰が支えになるのだろうかと心配になります。        
 ある本で読んだのだが、最下位から上の生活者は、世界人口の半分36億人、その財産総額と同額をわずか62人の富豪が独占しているという。日本でもバブル崩壊後、貧富の差が拡大したように思えます。正規雇用が減って非正規で働く人が増えた分、それは貧富の拡大に繋がるはず。非正規社員は雇用側に都合が良いことは経営者の私には良く分かります。非正規雇用であるが故に、蓄えも十分ではないことが多く、結婚したくても、社会がそんな状態だからますます独身が増えてしまうのです。彼らの30年、40年後、身体が思うように動けなくなった時、一体誰が面倒を見ることになるのでしょうね。        
 私は小池百合子さんと結婚する間違いを犯したとして、万が一にも亭主関白になれそうもありません。前都知事の舛添さんは奥さんを3人も取り替えました。一番目はフランス人であったり、二番目は自民党議員の片山さつきであったりと、とても亭主関白を許す女性たちではありません。何が良くて結婚したのだろうと、彼の選択眼の無さにある種の同情を禁じ得ません。      
 先日、超大手のM樹脂の営業ウーマンが来社しました。この春入社した彼女の同期は女性が7割とか。彼女が商品説明をしましたが、女性から工業製品の説明を受けたのは初めてのこと。新入社員は全員英語はペラペラと言いますから、これからの時代は世界を股にかけ活躍するのは大和撫子(?)でしょうか。         
 多分、ヒラリー・クリントンがアメリカ大統領になると思いますが、主要国のドイツもイギリスも女性がトップです。我が社も女性が中心になって運営されるようにならねば時代に後れをとります。女性たちよ、遠慮はいりません。主体性をもって仕事をすれば、日本から亭主関白はいなくなり、あらゆる社会で女性がトップになる時代が遠からず来ます。
(平成28年8月末 記)  

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