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社長通信

第344号 344号

2016年11月号

社長通信を毎月書き始めて今月号で344号、28年8ヶ月が経ちます。スタートは私が47歳の時。40歳の時に始めた霊園・墓石の販売が軌道に乗り、社員も100名を超えていただろうか。その社員があちらこちらの支店に散らばっているので、なかなか会う機会もなく、従って私の経営方針や、ポリシーを伝える機会が無かったのです。当時の当社にはパソコンが無く、従ってイントラネットもありませんので、ワープロで作文し、手紙で送ったものです。   
 当時の社長通信を読んでみると、バブルが弾けて4年後の1994年に、年俸が1413万円という営業マンがいました。会社が、テレホンアポインター(テレアポ)によって見込み顧客を作り、営業が訪宅することによって、一気に売り上げを伸ばした時代でした。その後、多くの他社がテレアポ制度を導入。お客様に迷惑を掛けるほどに、電話営業する会社が多くなりました。当社は5年ほど前に、テレアポによる営業の限界を感じ、止める方向に舵を切りました。
テレアポによる営業を止めても、年俸1000万円を超える営業マンはいます。なぜなら、今も昔も、彼らトップ営業マンは、お客様と向き合って一生懸命に取り組んでいるからです。サボらないということです。        
 IT時代になって、何が大変かと言えば、この社長通信のバックナンバーが、全て当社のHPにアップされることです。誰にも文章の癖がありますが、私の作風は全く変わっていません。また、思想、考え方がぶれていないことが理解できると思います。これだけ長く続けていると、何に困るかと言えば「ネタ」、いわゆる題材です。バックナンバーを見れば直ぐ分かることなので、同じ内容では書けません。また、ゴーストライターを使えば、私のハートは伝わりません。
 社長になって50年。社員それぞれが個性を生かし、お客様に尽くしてくれていることを、お客様のアンケートからひしひしと感じます。社員の皆さんが、上司ではなくお客様の方を向いて、仕事をしてくれているからこそ、来月創立50周年を迎えられるのだと思います。      
 そろそろ、社長引退も考えねばならない時期ですが、そのタイミングが大変難しく、完全隠居と言う訳には参らないと思います。当社の規模は、組織で動く大企業でもなく、また社長だけで動かせる規模でもありません。かといって、超大企業のように誰がなっても余り変わらないようでは、未来がありません。中小企業はチャレンジ―挑戦し続けるポリシーを持ったトップでないと継続発展はありません。ニチリョクは変化にチャレンジし続けた50年だったと思います。巷間では企業寿命は30年と言われます。一般的に起業時の社長年齢を30歳とすると、その当時の新入社員が30年も経つと定年を迎える年齢になる訳です。当社はその倍近い年を重ねている訳ですが、お墓が36年、葬儀と納骨堂が17年という様に、業転することによって起業と同じ効果が出たのではないでしょうか。       
 霊園、納骨堂、葬儀、墓じまい、仏壇等、供養に関すること一切を手掛ける当社ではありますが、各業務が縦割りになっており、その縦割りの各部門も人材がほぼ固定しています。部門長としては、現体制を維持し、業績を前年よりプラスにすれば良いと言う安易な考えで、日々を送っているのではと危惧します。水は澱めば腐ります。澱んだ支店は水を入れ替えるしかありません。転属する社員にとっては一大事だとは思いますが、低迷支店の活性化は、配転により各部門間に横串を刺し、緊張を作ることが早道だと考えています。      
 アメリカはトランプという、政治経験のない実業家が大統領になりました。職業政治家は口ばかりで、一向に良くならないアメリカ経済を見た時、言うことがヤバいこともあるけど、イエス・ノーを本音ではっきり言う商売人に一度大統領をやらせてみようとなったのでしょう。自動車・石炭・鉄鋼等はアメリカが覇権を唱えていたころの基幹産業でした。そこでは多くの白人労働者が働き、彼らは中産階級の生活をしていました。それらの産業が、日本・韓国・中国・ドイツ等からの輸入により没落、労働者は職を失い、どん底の生活を強いられているのです。また、他の仕事を得ようとしても、安い賃金で働く移民に職を奪われ、これ以上悪くなる位なら、一度トランプに任せてみよう、となったのではないでしょうか。  
 何れにしても当社の仕事は国内だけのマーケットなので、グローバリズムとは縁遠い仕事です。葬儀やお墓は日本の文化ですから、外人が手掛けるには大変難しく、数年前アメリカの葬儀会社が進出してきましたが、何時の間にか噂も聞かなくなりました。代わりに、ネット業者・量販店を、新たな内なる侵略者として、彼らと戦わねばなりません。ニチリョクマンが供養に関する熱い情熱を以ってお客様と対峙することは、彼らとの差別であり、生き残り・成長する唯一の道であると思います。

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