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社長通信

第367号 認知症を近づけないために

2020年01月

 認知症は何かの病気によって脳の神経細胞が壊れるために起こる症状や状態をいいます。進行すると理解力や判断力がなくなって日常生活に支障が出てしまいます。誰もが加齢と共に一番気になる病気かもしれません。自分がならなくとも高齢の親がいると心配なものです。東京都は高齢者対策において認知症予防に注力しています。というのも、介護や専門的医療が必要な都内の認知症患者が5年後(2025年)には約56万人に達すると推定されているからです。
 この頃は認知症を一度発症しても、専門医師による「学習療法」によって健康な状態に戻られる方もいるそうです。その方たちは戻るまでは身の回りのことをうまくできない自分、考えたくても考えがまとまらない自分、周りに迷惑をかけている自分がボンヤリと分かっていて、それでもどうしようもなくて焦燥感や絶望感がつのるばかりだったそうです。
 人間の脳の「前頭前野」は、おでこのすぐ裏側の「前頭葉」の中にありますが、ここが「脳の司令塔」といわれる場所です。コンピューターの中のコンピューターと言えるくらいに大切なところです。物事を考えたり、感情表現したり、新しい物事を生み出したりする「人間らしさ」を作り出している場所なのです。
 認知症の予防研究はさまざまなアプローチで進められています。ひとつの予防効果の実証には大量のデータと時間が必要で、結果が出るのはまだまだ先の話しです。ですから、各自が今できることから始めなければなりません。多くの研究者が共通にあげている日常生活における注意点は次の4つです。

1.頭を使う習慣があること。
2.体を動かす習慣があること。
3.社会と関わっている活動があること。
4.バランスのとれた栄養を摂っていること。

 並べてみると意外です。日常生活の中でこの四つの要素を意識して暮らすことはさほど難しいようにも思えません。私自身の日常を照らし合わせてみても、1と3は社長業であるポジションでは当たり前のことですし、2については朝30回のスクワットと、往復30分ほどの徒歩通勤で補っています。4については、3食とも野菜を中心に作った総菜を食べるように意識しています。
 昭和女子大学理事長の坂東真理子さんの近著に「70歳のたしなみ」という本があります。その中で坂東さんは「きょういく」と「きょうよう」が大切だと言っています。
教育?教養?…ではありません。日常生活の中で「今日行くところがある」「今日用事がある」が大切と言われているのです。実にゴロのいい表現です。
 さあ、鏡に映っているあなたはどんな顔をしていますか?試しに「笑顔」をつくってみてください。「笑顔」には脳の働きを活性化する効能が認められています。アルツハイマー型認知症は40~50才の若い世代でも発症することがある様です。認知症を近づけないためにさっそくあなたや家族の日常を見直してください。

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