2025年(令和7年)度 都立霊園申込相談・受付中

雑司ヶ谷霊園

毎年募集が始まると多くの申込みが殺到する東京都立霊園。申込みの要件が施設により異なっていたり、同じ施設でも埋葬されたことのない遺骨がなければ利用できないなど多岐にわたるため、内容をしっかり理解した上で申込む必要があります。二重申請をしたり、申請内容に不備があった場合は申込みが無効になってしまいます。
大切なお墓のことだからこそ、確実に申込みを進めたいという方を、ニチリョクがサポートいたします。

資料請求から申込みまで一貫してお手伝いいたします。

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都立霊園は、時代にあわせたさまざまなタイプのお墓(埋蔵施設)を備えている公営霊園です。

都立霊園とは

都立霊園は、東京都が運営する公営の霊園で都内在住の方々に利用されています。
青山、雑司ケ谷、谷中、染井、多磨、八柱(※)、小平、八王子の8カ所にあり、その総面積は約416万㎡に及びます。一般埋蔵施設や芝生埋蔵施設、樹林型合葬埋蔵施設など、さまざまな埋蔵方法を提供しており、都民のニーズに応じた多様な選択肢を提供しています。

※八柱霊園は松戸市内にあるため、松戸市民にも利用資格があります。

都立霊園のメリット・デメリット

    • メリット

    • 利用料・管理費が安価

    • 民営霊園や寺院墓地と比較すると、墓所使用料・管理費ともに安価に設定されています。

    • 宗種宗派不問

    • 宗旨宗派による利用制限が設けられておらず、要件を満たし、当選した場合は誰でも利用することが可能です。

    • デメリット

    • 倍率が高い

    • 人気が高い施設が多いので、申し込んだとしても必ず利用できるわけではありません。

    • 場所は指定できない

    • 抽選順位により場所が決まるため、希望通りの墓所を利用できるわけではありません。

各霊園の紹介

青山霊園

青山霊園

東京都港区に位置する歴史ある墓地で、明治7年に開設されたこの霊園は約26ヘクタールの広大な敷地を有しています。桜並木やエンジュ並木があり、都心のオアシスとしても親しまれています。歴史や文化に触れることができる霊園として墓参者他、歴史の勉強や散策に訪れる人々にも大変人気があります。都心にありながらアクセスしやすい立地条件を備えています。
多くの歴史的な人物や文化人が眠ることで知られ、維新の三傑・大久保利通、元首相・池田勇人、犬養毅などが埋葬されています。また、忠犬ハチ公とその飼い主・上野英三郎、細菌学者・北里柴三郎も眠っています。文化人では、歌舞伎俳優・市川団十郎、作家・星新一、宮脇俊三など様々な分野で活躍した人々がその最後の地を構えています。これらの人々の墓は、今も多くの訪問者にとって歴史的な興味や教育的な価値を提供しており、青山霊園は単なる墓地以上の意味を持つ場所となっています。

雑司ヶ谷霊園

雑司ヶ谷霊園

東京都豊島区に位置する歴史的な墓地で約12ヘクタールの広さを有しています。明治7年に開園したこの霊園は、かつて御料地であり江戸時代には徳川将軍家の鷹狩りの場としても使用されていました。
多くの著名人が眠るこの霊園は、夏目漱石や泉鏡花など日本文学を代表する作家たちの最終の resting place としても知られています。その美しい景観と静寂な雰囲気は、訪れる人々にとって心の安らぎを提供しており、都市の喧騒から離れた場所として重宝されています。
その歴史的価値とともに、現代においても多くの人々にとって大切な場所であり続けています。

谷中霊園

谷中霊園

東京都台東区に位置する歴史的な墓地で、明治7年に開園しました。約10ヘクタールの広大な敷地には、江戸幕府15代将軍・徳川慶喜や画家・横山大観、2024年度から発行される一万円札の肖像画として登場する経済人の渋沢栄一など日本の歴史に名を残す人物が埋葬されています。他にも俳優の長谷川一夫、森繁久彌や政治家一家・鳩山家も眠っています。
桜の名所としても知られており、春には多くの訪問者で賑わいます。また、園内からは東京スカイツリーを望むことができる高台もあり、都市の中の静寂な休息の場としても親しまれています。

染井霊園

染井霊園

東京都豊島区に位置する霊園で、明治7年(1874年)に開園しました。約6.8ヘクタールの敷地を有し、桜の古木が点在する美しい環境の中に、多くの著名な芸術家や文学者の墓地があります。
ソメイヨシノとして知られる桜の品種は、この地域が発祥とされており、春には多くの人々が花見で訪れます。霊園の西側には本妙寺や慈眼寺などの寺院が隣接し、静寂な雰囲気を醸し出しています。
都営霊園の中で最も規模が小さいにも関わらず、その歴史的価値と自然の美しさで知られています。

多磨霊園

多磨霊園

東京都府中市に位置する緑豊かな武蔵野の自然を残す広大な霊園です。128ヘクタールの敷地は都立霊園の中で最大の規模を誇ります。日本で最初の公園墓地として知られ、海外の森林墓地を参考に作られました。園内には芝生墓地や壁墓地、大規模納骨堂や合葬墓地など、多様な形態の墓地があります。
園内には、軍人・東郷平八郎、山本五十六、画家・岡本太郎、文学者・北原白秋、与謝野晶子、有島武郎、「サザエさん」の作者である長谷川町子、俳優の上原謙などが眠っています。
アカマツや雑木林、サクラ並木など、四季折々の植物が植えられており、四季折々の美しさを見せています。

八柱霊園

八柱霊園

千葉県松戸市に位置する広大な公園墓地で、昭和10年7月1日に開園しました。約105ヘクタールの敷地には、芝生墓地や壁型墓地を含む一般墓地があり、合葬式墓地も設けられています。
ケヤキ並木の美しい参道が特徴で、約700メートルにわたって延びており、その両側には多くの墓所が配置されています。アカマツやクロマツなどの樹木も植えられており、四季折々の自然を楽しむことができます。八柱霊園は、その歴史と美しい景観で知られ、多くの訪問者に静かな敬意と追悼の場を提供しています。
柔道の父・嘉納治五郎、詩人・西條八十、昭和時代を代表する写真家・土門拳など日本の文化と歴史に大きな足跡を残した人物のお墓があります。

小平霊園

小平霊園

東京都東村山市に位置する歴史ある公営霊園です。昭和23年に開設されたこの霊園は約65ヘクタールの広大な敷地を有しており、その半分以上が緑豊かな公園として整備されています。伝統的な墓地エリアと新しい形の合葬式墓地が配置され、訪れる人々に安らぎを提供しています。また、西武新宿線小平駅から徒歩5分というアクセスの良さも特徴の一つです。
ケヤキやサクラなどの樹木に囲まれ、四季折々の自然を感じることができます。広大な敷地内には、多くの著名人が眠っており、その中には詩人・野口雨情、小説家・壺井栄など日本文化に影響を与えた人物も含まれています。
また、樹木葬という環境に優しい埋葬方法も取り入れており、新しい墓地の形を提案しています。
歴史を感じさせる場所でありながら、現代のニーズにも応える施設として、多くの人に親しまれています。

八王子霊園

八王子霊園

東京都八王子市に位置する公園墓地で昭和46年に開園しました。64ヘクタールの広大な敷地を有し、100メートルの高低差がある丘陵地の地形を生かして設けられた墓域は全て芝生墓地です。園内には、小説家・藤沢周平や女性プロレタリア作家・若杉鳥子氏、詩人・江南文三氏のお墓があります。
サクラやツツジ、アジサイなどが美しく咲き誇り秋には紅葉が園内を彩ります。
また、霊園内には8箇所のトイレ、3箇所の休憩所、94箇所の水汲み場があり、600台収容可能な駐車場も完備しており、お彼岸など参拝者の多い時期には園内巡回バスが運行されているためアクセスは便利です。

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埋蔵施設の種類

一般埋蔵施設

一般埋蔵施設

いわゆる一般的なお墓で、区画整理された土地の1区画を借り受ける形式です。使用者は区画の上に墓石を設置するため、別途石材店と契約する必要があります。
区画の広さは、1.5㎡から6㎡前後で、毎年公開抽選によって利用者が決定されます。区画の利用料は、霊園や広さにより異なります。利用する場合、使用料のほかに、管理料も毎年支払う必要があります。

一般埋埋蔵施設のある霊園

青山霊園・雑司ヶ谷霊園・谷中霊園・染井霊園・多磨霊園・八柱霊園・小平霊園

芝生埋蔵施設

芝生埋蔵施設

美しい緑の芝生に囲まれた平坦な地面に等間隔で配置された埋蔵施設です。ここでは、カロート(納骨室)が予め設置されており、墓碑の大きさには景観の統一を図るため制限があり、囲障等による区画の設定はできません。




芝生埋蔵施設のある霊園

八柱霊園・小平霊園・八王子霊園

立体埋蔵施設

立体埋蔵施設

一般埋蔵施設の利点と合葬埋蔵施設の利点を兼ね備えた新しい形態のお墓です。使用許可日から20年間は遺骨を地上のカロートに個別に埋蔵し、その後は地下カロートに共同埋蔵されます。遺骨を長期間にわたって適切に管理し、将来的な墓地の空間効率を高めることを目的としています。
使用者は、使用許可証を持参し、必要な手続きを行うことで、名板に家名や埋蔵者名を刻字することが可能です。

立体埋蔵施設のある霊園

青山霊園・谷中霊園・染井霊園

樹林型埋蔵施設

樹林型埋蔵施設

東京都が提供する樹木葬の一種です。遺骨を自然に還すことを望む人々のために、樹木の下に共同で埋蔵する形式を採用しています。承継者がいない人や維持管理の負担を軽減したい人に適しており、遺骨は布製の納骨袋に入れられて直接土に触れる形で埋蔵されます。
火葬許可証や改葬許可証が必要であり、納骨手続きは都立霊園の管理事務所で行われます。また、定期的な合同法要や慰霊祭が行われ、故人を供養する体制が整っています。

樹林型埋蔵施設のある霊園

多磨霊園・小平霊園

合葬式埋蔵施設

合葬式埋蔵施設

多くの方の遺骨を共同で埋葬する形式のお墓です。
これは、個々の墓石を建てる代わりに、一つの墓標に多数の埋葬者を埋葬するものです。
生前に申し込むことが可能であり、単身者や子供がいない夫婦などお墓を持つことをためらっている方でも安心して申し込むことができます。時代の変化に伴い、夫婦二人で生前に合葬墓を申し込むケースも多く見られます。

合葬式埋蔵施設のある霊園

多磨霊園・八柱霊園・小平霊園

使用料・費用の目安、申込資格

使用料は霊園や埋蔵施設ごとに異なります。埋蔵施設の種類によって要件が異なります。要件を満たしているか確認したい場合は、株式会社ニチリョクでサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。

申込
区分
霊園名 施設名 募集数 居住要件
(継続して)
生前
申込み
遺骨 使用料 管理料
新骨 改葬骨
1 小平霊園 一般埋蔵施設(1.75~5.95㎡) 110 申込者が都内に5年以上継続して居住 × × 1,477,000円~ あり
八王子霊園 芝生埋蔵施設(4.00㎡) 105 × × 1,288,000円 あり
2 八柱霊園 一般埋蔵施設(1.70~6.00㎡) 330 申込者が都内又は千葉県松戸市に5年以上継続して居住 × × 348,500円~ あり
芝生埋蔵施設(4.00㎡) 60 944,000円
3 多磨霊園 一般埋蔵施設(1.70~7.95㎡) 345 申込者が都内に5年以上継続して居住 × 1,567,400円~ あり
青山霊園 一般埋蔵施設(1.55~3.55㎡) 65 4,603,500円~ あり
谷中霊園 一般埋蔵施設(1.50~3.65㎡) 70 2,641,500円~ あり
雑司ケ谷霊園 一般埋蔵施設(1.55~1.65㎡) 65 3,138,750円~ あり
染井霊園 一般埋蔵施設(1.50~2.00㎡) 80 2,434,500円~ あり
4 染井霊園 立体埋蔵施設(第2区・第3区) 32 1,552,000円
5~7 八柱霊園 合葬埋蔵施設
(一定期間後共同埋葬)
1,440 申込者が都内又は千葉県松戸市に3年以上継続して居住 遺骨1体あたり 117,000円
合葬埋蔵施設
(直接共同埋葬)
遺骨1体あたり 47,000円
多磨霊園 合葬埋蔵施設
(一定期間後共同埋葬)
640 申込者が都内に3年以上継続して居住 遺骨1体あたり 60,000円
小平霊園 合葬埋蔵施設
(直接共同埋葬)
350 遺骨1体あたり 53,000円
8~10 多磨霊園 樹林型合葬埋蔵施設 2号基 2,382 申込者及び存命の埋蔵予定者が、都内に3年以上継続して居住 遺骨1体あたり 81,000円
粉状遺骨1体あたり 27,000円
雑司ケ谷霊園 樹林型合葬埋蔵施設 400 遺骨1体あたり 106,000円
粉状遺骨1体あたり 35,000円

申込み時期・申込み方法

令和7年度の都立霊園募集要項

申込書配布 令和7年6月13日(金)から7月4日(金)まで
申込期間 同上
抽選日 令和7年8月15日(金)
抽選結果発表 上記抽選日以降、都立霊園公式サイト等で発表
抽選結果通知 令和7年9月1日(月)以降予定
使用許可証交付 令和7年12月交付予定

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申込みの流れ

① インターネット・
郵送どちらかで申込む
都立霊園の申込みは、インターネットまたは郵送のどちらかの方法で行います。両方で申込むことはできません。インターネットで申し込む場合は、郵送費がいらず、抽選結果等の通知をメールで迅速かつ確実に受け取ることができるので、お勧めです。
郵送での申込みをする場合、申込書を都庁第一、第二本庁舎の案内コーナー、各都立霊園および都立瑞江葬儀所の窓口、都内各区市町村及び松戸市の窓口、公益財団法人東京都公園協会霊園課で入手してください。申込書は希望する施設により異なりま。申込書の書き方など分かりづらい部分もあるかと思います。
ニチリョクでは、申込みのサポートをしておりますので、まずはお問合せください。
② 受付番号通知 有効な受付に対して、インターネットで申込んだ場合はメールに、郵送で申込んだ場合ははがきで受付番号が通知されます。
③ 抽選結果通知 受付番号を通知した人に対し、インターネットで申込んだ人にはメールで、郵送で申込んだ人にははがきで抽選結果が順次通知されます。
当選した人には、通知発送後、翌週までに当選墓所、書類審査の日時、必要書類等についてのお知らせが届きます。
④ 書類審査 Ⅲ.で通知された書類を持参または郵送にて提出します。
⑤ 使用料・管理料納入 書類審査を通過した人に対し、納入通知書が発送されます。届きましたら期限までに使用料・管理料を納入してください。(管理料がかからない施設もあります)
⑥ 使用許可証発行 使用料・管理料を納入した人へ、使用許可証が発行されます。合葬埋蔵施設・樹林型埋蔵施設・立体埋蔵施設を使用する人は、ここで納骨の手続きへと進めることになります。
⑦ 石材店へ建墓費用見積もり 割り当てられる区画を確認し、石材店に建墓費用の見積を依頼します。
できれば、石材店に区画の広さを確認してもらったうえで、見積作成をしてもらうことをお勧めいたします。
⑧ 石工事契約締結 提出された見積もりが納得のできるものであったら契約します。
⑨ 墓石工事着工 使用する霊園の都立霊園窓口にあらかじめ「埋蔵施設設備工事施行届」及び「埋蔵施設工事土地使用申請書」(用紙は都立霊園窓口に備えてあります)を提出し、墓所への建墓工事を施工します。
⑩ 引き渡し・納骨 完成したお墓をご確認いただいた後、お引渡しいたします。ご納骨には事前に霊園への申込みが必要です。
ご不明な点はニチリョクがサポートいたします。

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