青山霊園

東京都港区に位置する歴史ある墓地で、明治7年に開設されたこの霊園は約26ヘクタールの広大な敷地を有しています。桜並木やエンジュ並木があり、都心のオアシスとしても親しまれています。歴史や文化に触れることができる霊園として墓参者他、歴史の勉強や散策に訪れる人々にも大変人気があります。都心にありながらアクセスしやすい立地条件を備えています。
多くの歴史的な人物や文化人が眠ることで知られ、維新の三傑・大久保利通、元首相・池田勇人、犬養毅などが埋葬されています。また、忠犬ハチ公とその飼い主・上野英三郎、細菌学者・北里柴三郎も眠っています。文化人では、歌舞伎俳優・市川団十郎、作家・星新一、宮脇俊三など様々な分野で活躍した人々がその最後の地を構えています。これらの人々の墓は、今も多くの訪問者にとって歴史的な興味や教育的な価値を提供しており、青山霊園は単なる墓地以上の意味を持つ場所となっています。
雑司ヶ谷霊園

東京都豊島区に位置する歴史的な墓地で約12ヘクタールの広さを有しています。明治7年に開園したこの霊園は、かつて御料地であり江戸時代には徳川将軍家の鷹狩りの場としても使用されていました。
多くの著名人が眠るこの霊園は、夏目漱石や泉鏡花など日本文学を代表する作家たちの最終の resting place としても知られています。その美しい景観と静寂な雰囲気は、訪れる人々にとって心の安らぎを提供しており、都市の喧騒から離れた場所として重宝されています。
その歴史的価値とともに、現代においても多くの人々にとって大切な場所であり続けています。
谷中霊園

東京都台東区に位置する歴史的な墓地で、明治7年に開園しました。約10ヘクタールの広大な敷地には、江戸幕府15代将軍・徳川慶喜や画家・横山大観、2024年度から発行される一万円札の肖像画として登場する経済人の渋沢栄一など日本の歴史に名を残す人物が埋葬されています。他にも俳優の長谷川一夫、森繁久彌や政治家一家・鳩山家も眠っています。
桜の名所としても知られており、春には多くの訪問者で賑わいます。また、園内からは東京スカイツリーを望むことができる高台もあり、都市の中の静寂な休息の場としても親しまれています。
染井霊園

東京都豊島区に位置する霊園で、明治7年(1874年)に開園しました。約6.8ヘクタールの敷地を有し、桜の古木が点在する美しい環境の中に、多くの著名な芸術家や文学者の墓地があります。
ソメイヨシノとして知られる桜の品種は、この地域が発祥とされており、春には多くの人々が花見で訪れます。霊園の西側には本妙寺や慈眼寺などの寺院が隣接し、静寂な雰囲気を醸し出しています。
都営霊園の中で最も規模が小さいにも関わらず、その歴史的価値と自然の美しさで知られています。
多磨霊園

東京都府中市に位置する緑豊かな武蔵野の自然を残す広大な霊園です。128ヘクタールの敷地は都立霊園の中で最大の規模を誇ります。日本で最初の公園墓地として知られ、海外の森林墓地を参考に作られました。園内には芝生墓地や壁墓地、大規模納骨堂や合葬墓地など、多様な形態の墓地があります。
園内には、軍人・東郷平八郎、山本五十六、画家・岡本太郎、文学者・北原白秋、与謝野晶子、有島武郎、「サザエさん」の作者である長谷川町子、俳優の上原謙などが眠っています。
アカマツや雑木林、サクラ並木など、四季折々の植物が植えられており、四季折々の美しさを見せています。
八柱霊園

千葉県松戸市に位置する広大な公園墓地で、昭和10年7月1日に開園しました。約105ヘクタールの敷地には、芝生墓地や壁型墓地を含む一般墓地があり、合葬式墓地も設けられています。
ケヤキ並木の美しい参道が特徴で、約700メートルにわたって延びており、その両側には多くの墓所が配置されています。アカマツやクロマツなどの樹木も植えられており、四季折々の自然を楽しむことができます。八柱霊園は、その歴史と美しい景観で知られ、多くの訪問者に静かな敬意と追悼の場を提供しています。
柔道の父・嘉納治五郎、詩人・西條八十、昭和時代を代表する写真家・土門拳など日本の文化と歴史に大きな足跡を残した人物のお墓があります。
小平霊園

東京都東村山市に位置する歴史ある公営霊園です。昭和23年に開設されたこの霊園は約65ヘクタールの広大な敷地を有しており、その半分以上が緑豊かな公園として整備されています。伝統的な墓地エリアと新しい形の合葬式墓地が配置され、訪れる人々に安らぎを提供しています。また、西武新宿線小平駅から徒歩5分というアクセスの良さも特徴の一つです。
ケヤキやサクラなどの樹木に囲まれ、四季折々の自然を感じることができます。広大な敷地内には、多くの著名人が眠っており、その中には詩人・野口雨情、小説家・壺井栄など日本文化に影響を与えた人物も含まれています。
また、樹木葬という環境に優しい埋葬方法も取り入れており、新しい墓地の形を提案しています。
歴史を感じさせる場所でありながら、現代のニーズにも応える施設として、多くの人に親しまれています。
八王子霊園

東京都八王子市に位置する公園墓地で昭和46年に開園しました。64ヘクタールの広大な敷地を有し、100メートルの高低差がある丘陵地の地形を生かして設けられた墓域は全て芝生墓地です。園内には、小説家・藤沢周平や女性プロレタリア作家・若杉鳥子氏、詩人・江南文三氏のお墓があります。
サクラやツツジ、アジサイなどが美しく咲き誇り秋には紅葉が園内を彩ります。
また、霊園内には8箇所のトイレ、3箇所の休憩所、94箇所の水汲み場があり、600台収容可能な駐車場も完備しており、お彼岸など参拝者の多い時期には園内巡回バスが運行されているためアクセスは便利です。